キャスト

マリオン・コティヤール Marion COTILLARD

マリオン・コティヤール Marion COTILLARD

1975年9月30日フランス・パリ生まれ。『エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜』(07/オリヴィエ・ダアン監督)でアカデミー賞®主演女優賞受賞。オスカーを受賞した2人目のフランス人女優、またフランス語の演技でアカデミー賞を受賞した初の俳優となった。舞台俳優である両親の影響を受けて子供の頃から舞台に立ち、オルレアンの演劇学校を首席で卒業。代表作は『TAXi』シリーズ(98-03)、『ビッグ・フィッシュ』(04/ティム・バートン監督)、『世界でいちばん不運で幸せな私』(04/ヤン・サミュエル監督)、『プロヴァンスの贈りもの』(07/リドリー・スコット監督)、『パブリック・エネミーズ』(09/マイケル・マン監督)、『インセプション』(10/クリストファー・ノーラン監督)『ミッドナイト・イン・パリ』(12/ウディ・アレン監督)、『ダークナイト・ライジング』(12/クリストファー・ノーラン監督)など多数。『ロング・エンゲージメント』(05/ジャン=ピエール・ジュネ監督)でセザール賞助演女優賞受賞。『NINE』(10/ロブ・マーシャル監督)でゴールデングローブ賞主演女優賞、放送映画批評家協会賞助演女優賞にノミネート。『君と歩く世界』(13/ジャック・オディアール監督)でゴールデングローブ賞、セザール賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞主演女優賞にノミネートされた。14年に日本で公開された『エヴァの告白』(ジェームズ・グレイ監督)と本作により、数多くの主演女優賞を受賞している。
10年、フランス文化を豊かにした貢献に対し、フランス芸術文化勲章を授与された。「世界でもっとも美しい顔2013」では第1位に選ばれた。現在はクリスチャン・ディオールのミューズを務めている。

コメント

私はずっとダルデンヌ兄弟たち作品のファンでした。そのリュックとジャン=ピエールが私に映画企画を持ってきてくれたときの驚きといったら!こんなうれしいことはないと思いました。
初めて彼らと面接したときは、つい口数が多くなってしまいました。舞い上がってしまったのです。

サンドラは普通の女性であり、ひとりの労働者です。ボーナスを諦めて自分を選んでほしい、と同僚たちに懇願しますが、彼らにとってボーナスが如何に重要なものであるか彼女は知っています。このどこにでもいる、けれど複雑なヒロインを演じられるということはとても素晴らしいことだと思いました。

この作品に出演し、私はなんてしあわせなんだろうと感じています。若かった頃の夢が叶ったのです。偉大な映画作家と共に、様々な領域やジャンルを踏破すること、それが夢でした。
もしも彼らが望むなら、いつでもまたダルデンヌ作品に出演したい!『サンドラの週末』の撮影が終わるとき、この撮影の日々が終わるのかと哀しくなったんですもの。

ファブリツィオ・ロンジォーネ Fabrizio RONGIONE

ファブリツィオ・ロンジォーネ Fabrizio RONGIONE

1973年3月3日、イタリア人両親のもとにベルギー・ブリュッセルで生まれる。ベルギー、フランス、イタリアをまたにかけ、映画、舞台、テレビで活躍している。99年、『ロゼッタ』のリケ役でデビューし、その後も『ある子供』(05)、『ロルナの祈り』(09)、『少年と自転車』(12)などダルデンヌ監督作品に出演。ポーリン・エティエンヌ、イザベル・ユペールと共演した、哲学者ディドロが1760年に執筆した「修道女」原作“La religieuse”(13/ギョーム・ニクルー監督)、ドイツ占領下にあったフランスのとある村を描いた、6年以上続くテレビドラマシリーズ”Un village français”(09-) にレギュラー出演している。05年、ニコラ・デ・ボーマン、サミュエル・ティルマンらと共に、映画・舞台制作会社Eklektik Productionsを設立した。