Bitters End
配給作品
『ハーフェズ ペルシャの詩』
公式サイト
TOP
NEWS
イベントレポート
Director's Note
イントロダクション
ストーリー
コメント
予告篇
上映スケジュール
Keywords 1
Keywords 2
監督
キャスト
クレジット
BBS
イントロダクション
BITTERS END

ゲーテにも影響を与えたといわれる実在の詩人、ハーフェズの詩句にインスパイアされた美しい愛の神話。イラン版「ロミオとジュリエット」

「コーランなくとも各家庭にハーフェズ詩集あり」といわれるほどイランにおいて絶大な人気を誇る古代ペルシャに実在した詩人ハーフェズ。彼の詩に感銘を受けたゲーテはハーフェズを「同じ魂の形」と評したという。そのハーフェズの詩句にインスパイアされた運命的な恋物語、イラン版「ロミオとジュリエット」が誕生した。
顔を合わせることなく、詩を通じて恋に落ち、立場の違いから引き離される運命の恋人――。雄大な砂漠の景色、身に纏う衣装の美しさ、ハーフェズをはじめとするペルシャの詩人たちによる詩の数々が、現代のおとぎ話を彩る。



引き離された運命の恋人。彼女が通った道の砂さえ私には愛おしい。

シャセセディン(メヒディ・モラディ)はコーランを諳んじている者だけに与えられる称号を受け、“ハーフェズ”と呼ばれるようになり、高名な宗教者の娘・ナバート(麻生久美子)にコーランを教えはじめる。ナバートは外国育ちのため、コーランの知識が少ない。見つめ合うこともないまま、コーランや詩を詠み合ううちに、恋に落ちていくふたり。恋心を隠せず、聖職者として禁じられている詩を詠んでしまったハーフェズは罪を問われ、称号を剥奪、住む家も失う。父親により別の男と結婚させられたナバートは原因不明の病に落ちてしまう。引き離されたふたりは、再び出会うことが出来るのだろうか……。
詩の世界を背景に繰り広げられるおとぎ話。叶わなくとも誰かを想わずにいられない恋心は、見る者すべての胸を締めつける。


画像
画像

画像


人気・実力ともに、今もっとも輝いている女優、麻生久美子と イランの鬼才、アボルファズル・ジャリリによるコラボレーション!

『少年と砂漠のカフェ』『キシュ島の物語』などでカンヌ、ヴェネチア、ロカルノ、ナントといった世界中の映画祭で注目を集めるアボルファズル・ジャリリ待望の監督最新作『ハーフェズ ペルシャの詩』。ヒロインのナバート役を演じるのは、『アイデン&ティティ』『CASSHERN』「時効警察」の麻生久美子。いまや日本映画界に欠かせない女優、麻生久美子が、初の世界進出作品に選んだのが本作である。ジャリリ監督からの5年越しのラブコールに応えるべく、ペルシャ語・アラビア語のセリフを習得して臨む本作は、彼女にとっての代表作になることは間違いない。
主人公・ハーフェズを演じるのは、ジャリリ監督の前作「Abjad」で主役を務めたメヒディ・モラディ。映画出演2作目ながらも、これまでのイラン映画で見たことがないほどの端正な顔立ちと圧倒的な存在感で、神秘的な役どころ・ハーフェズに立体感を持たせた。