From Abolfazl JALILI
麻生さんは最も素晴しい映画女優のひとりです。
ロカルノ映画祭で『カンゾー先生』の麻生久美子さんを初めて観ました。そして、彼女の演技に感銘を受けると同時に、なにか特別なエネルギーを持っている人だと感じました。
本作『ハーフェズ ペルシャの詩』の撮影では、彼女は短期間でスタッフや役者たちとも打ち解け、イランの習慣と文化にもすぐに慣れました。ペルシャ語のセリフもとても上手く発音出来ていました。麻生さんはどのシーンでも「柔らかく」「新鮮」で、大半のシーンは、ファーストテイクでOKでした。
彼女はとても聡明なので、私がほかの役者にペルシャ語で説明していることを理解しており、私があらためて彼女に英語で説明する必要はありませんでした。
今回、麻生さんと一緒に仕事が出来て、非常に嬉しく思っています。この作品が、日本の方々に観てもらえることを楽しみにしています。