Bitters End
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『夜よ、こんにちは』
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海外評 < 夜よ、こんにちは
BITTERS END

海外評


マルコ・ベロッキオの半ばドキュメンタリー的なドラマは、イタリア首相アルド・モロの誘拐を唯一の女性犯の視点から描いている。厳格にして緊張感に満ちたこの映画は、いつの間にか悲劇に変わるが、その幻想的なエンディングは、ただ怒りと悲しみを増すことになるだろう。

――ヴィレッジ・ヴォイス




ベロッキオは非の打ち所のないほど巧みな職人芸の域に達した。演技ばかりでなく、イメージ、視覚的スタイル、照明、音響、音楽においても管理し操作する巨匠の能力を示している。力強く、感動的な、そしていつまでも心に残るキャストが、ベロッキオがそのスタイルの頂点に達したことを示している。

――ヴァラエティ




十分に考え抜かれた見事なテーマ、才気に満ちた気高くも挑戦的な試み。偉大な芸術。

――ヌーヴェル・オプセルヴァトゥール




『夜よ、こんにちは』は影から光へ、不動から動へ、絶え間なく移り変わる。見事なまでに厳密なシナリオとあいまって、この揺らぎが、映画に固有のエモーションを生み出している。

――ル・モンド




人を惹きつけて離さない力、驚くべき抑制、すべてのショットにあふれる感性。『夜よ、こんにちは』は映画の奇跡だ。

――クロニカール




現代イタリア史の中でも最もトラウマ的な事件というきわどい主題から、マルコ・ベロッキオは、力強く、飾り気のない、安易な道徳的判断を排した作品を生み出した。

――レザンロキュプティブル



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イタリアにトラウマを残した歴史的事件から、ベロッキオは心揺るがす内面のドラマ、テロリスムへの傑出した考察を引き出した。

――フィガロ・スコープ




ほのめかされ、素描されただけの細部が精妙に織り上げられ、この誘拐の記録を魅惑的で、感銘深いものにしている。『夜よ、こんにちは』には傑作の力強さがある。

――アデン




実際の事件に想を得た大胆な作品『夜よ、こんにちは』は、ただ偉大な映画というだけでなく、希少な作品だ。分類しようのない、奇妙な熱を帯びた作品。

――プレミア




『夜よ、こんにちは』は教訓的でも、これみよがしでもなく、むしろ葬礼に似て声低く語る。革命の神話、雪にまみれたロシア革命の夢、殺戮されたレジスタンスのモノクロ映像が亡霊のようにつきまとう。

――テレラマ




『夜よ、こんにちは』は正確で、簡潔で、恐ろしい。『ポケットの中の握り拳』以来の最良のベロッキオ作品。

――イル・フォグリオ




強烈なインパクト、歴史的事実にこだわらず、隠された真実に迫る優れた洞察力においてめざましい映画。見事だ。

――イル・メッサジェーロ




『夜よ、こんにちは』はエモーショナルだ。我々を反省させ、我々の心を掴む。すばらしい映画だ。ロベルト・ヘルリンツカの演技も見事だ。演出は非の打ち所がなく、音楽の使い方も人を惹きつけずにおかない。偉大な映画。

――ラ・スタンパ