マヤ・サンサ Maya Sansa (キアラ)
1975年ローマ生まれ。18歳でイギリスに渡り、ロンドンの演劇学校で演技を学ぶ。映画デビューは、マルコ・ベロッキオの「乳母」(99)。その後、立て続けに話題作に出演し、2003年には、本作の他にも『輝ける青春』でミレッラ役を演じて、イタリア映画界を代表する若手女優の位置を不動のものとした。その他の出演作として、カルロ・マッツァクラーティ監督「愛はふたたび」(04)などがある。最近では“The Listening”で、初の英語作品に挑戦している。
ルイジ・ロ・カーショ Luigi Lo Cascio (マリアーノ)
1967年パレルモ生まれ。92年に国立演劇アカデミー、シルヴィオ・ダミーコを卒業し、その後はシェークスピア作品などの数々の舞台に出演する。映画デビュー作『ペッピーノの百歩』(マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ監督/2000年)で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞を受賞し、一躍スターの仲間入りを果たす。その他の出演作にヴェネツィア映画祭最優秀男優賞に輝く『僕の瞳の光』(01)や、『輝ける青春』(03)など。