■撮影監督
キム・ヒョング
KIM Hyung-koo
1960年生まれ。中央大学写真科を卒業後、映画アカデミーに入り映画作りを学ぶ。93年アメリカに渡る。アメリカ映画協会(AFI)で撮影を先行し修士(MFA)を取得。帰国後、アメリカと同様の撮影監督が撮影技師と照明技師を統括するシステムを韓国で初めて導入する。94年、子供向けの映画『偶然な旅行』で長編デビューを果たす。98年、イ・グァンモ監督の『スプリング・イン・ホームタウン』で、大鐘賞と映画批評家協会賞の撮影賞を受賞する。『MUSA−武士−』を含めるキム・ソンス監督のすべての作品で撮影を担当する。中国ロケしたこの作品が、チェン・カイコー監督の眼にとまり、『北京ヴァイオリン』の撮影を手掛けることになる。本作の照明監督であるイ・ガンサンとのコンビは有名で、イ・チャンドン監督の『ペパーミント・キャンディー』、ホ・ジノ監督の『春の日は過ぎゆく』やポン・ジュノ監督の『殺人の追憶』など、その年の韓国を代表する作品を生み出している。韓国のみならず、アジア映画界最高の撮影監督のひとりとなる。また、セジョン大学の講師も勤め若手の育成に尽力する。最新作はソル・ギョング、中谷美紀主演の『力道山』。
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■編集
ハム・ソンウォン
HAM Sung-won
1998年の『江原道の力』以来、ホン・サンス監督のすべての作品の編集に関わっている。また、『悪い男』、『受取人不明』、『コースト・ガード』などでキム・ギドク監督とも一緒に仕事をしている。さらに重要な作品として、パク・キヒョン監督のホラー映画『女校怪談』、イ・グァンモ監督の時代もの映画『スプリング・イン・ホームタウン』、ホ・ジノ監督の『八月のクリスマス』やイ・ジェヨン監督の『情事』などが挙げられる。最新作はチョ・スンウ主演の『マラソン』。
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