Bitters End
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『女は男の未来だ』
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Director's Note < 女は男の未来だ
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Director's Note


2年ほど前、おそらくパリの秋祭りの時期に、サン・ミッシェル地区をブラブラしていたときのこと。ふと立ち寄った本屋でポストカードを売っていた。その中のひとつに「女は男の未来だ」というアラゴンの一節が書かれたものがあった。うっすらとその名前に聞き覚えはあったものの、彼が一体どんな人物なのかはよく知らなかった。しかし、そのフレーズはとても新鮮に響いた。理由も分からないまま、そのフレーズに惹きつけられていたのだった。
1年前、本作についてアイデアを練っていると、この「女は男の未来だ」というフレーズがよみがえってきた。それ以来、私の頭から離れなくなってしまった。
「未来」はまだ存在しない時間のことを表す。となれば「男の未来」も「未来である女」何も存在しないことになる。つまり「女」、「男」、「未来」の3の単語から生まれるフレーズ「女は男の未来だ」は「無」を意味することになる。そして、明確なメッセージを持たないこのフレーズは、ささやかなカオスを作り出すのだ。


2004年5月、カンヌにて ホン・サンス


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