●ムノ: ユ・ジテ
YOO Ji-tae
1976年4月13日、ソウル生まれ。檀国大学演劇映画科在学中から雑誌のモデルやダンサー、CM出演など芸能活動を始め、98年の『バイ・ジュン』で映画デビューを果たす。翌99年、『アタック・ザ・ガス・ステーション!』で演じた寡黙なアーティスト役で、若い女性を中心に人気が爆発、一躍スターダムにのし上がり、青龍賞の新人男優賞にノミネートされる。続く2000年の『リメンバー・ミー』、『友引忌─ともびき─』、『リベラ・メ』はいずれも大ヒットを記録した。01年、ホ・ジノ監督の『春の日は過ぎゆく』でナイーブな青年を見事に演じ絶賛される。一方で02年には中央大学芸術大学院映画科演出専攻に入学し、翌年、監督・脚本をつとめた短編映画『自転車少年』を発表し、釜山国際短編映画祭で観客賞を受賞する。さらに語学研修のため日本に数ヶ月滞在するなど、俳優の枠に収まらない活動を続けている。03年、『鏡の中へ』『ナチュラル・シティ』と主演作が2本公開。04年、カンヌ国際映画祭で審査員グランプリを受賞した『オールド・ボーイ』では冷徹な復讐者を演じ強烈な印象を残した。本作『女は男の未来だ』では、今までのイメージを覆し、女にだらしない男を大胆に演じ新境地を開いた。05年、ソン・ガンホ共演のスリラー『南極日誌』に主演。クォン・サンウと共演の「野獣」が控えている。人気だけでなく実力も兼ね備えた俳優のひとりである。
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●ホンジュン: キム・テウ
KIM Tae-woo
1971年4月15日、ソウル生まれ。中央大学演劇科在学中から舞台の経験を積み、卒業後の96年に芸能界デビュー。スクリーンデビューは97年最大の興行収入を上げたハン・ソッキュ主演の大ヒット作『接続』。チョン・ドヨン演じるヒロインが思いをよせる男を好演。その後いくつかの作品を経て、2000年、パク・チャヌク監督の大ヒット作『JSA』に出演。尋問され自殺する韓国側の兵士という難しい役柄を演じ、黄金撮影賞新人男優賞を見事受賞する。その後もコンスタントに映画に出演する。兼ねてから一緒に仕事をしたいと思っていたホン・サンス監督からの希望で本作『女は男の未来だ』のホンジュン役にキャスティングされる。今までの善良な役柄とはうってかわって、いい加減な男を魅力的に演じ、監督の期待に応えた。最新作はムン・ソリ共演の「りんご」。
●ソナ: ソン・ヒョナ
SUNG Hyun-ah
1975年生まれ。94年にミス・コリア選抜大会で2位に選ばれ、同年、KBSドラマ「愛の挨拶」で芸能界デビューを果たし、お茶の間での人気を得る。97年、シン・スンス監督の『ハレルヤ』で映画デビュー。第4作目にあたる本作『女は男の未来だ』で見事主役の座をつかむ。ホン・サンス監督と出会いにより演技に開眼する。このことがきっかけとなり、大ヒット作『スカーレットレター』にキャスティングされる。韓国で今後最も期待される女優のひとりである。
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