◆プロフィール◆

ダト・タリエラシュヴィリ(ニコラス役) Dato TARIELASHIVILI

主人公ニコラス(ニコ)を演じたダト・タリエラシュヴィリは、オタール・イオセリアーニ作品の進行係でありイオセリアーニの一人娘でもあるナナ・イオセリアーニと、同じくイオセリアーニ作品の進行係を務めるヌグザル・タリエラシュヴィリの息子、つまりは監督の孫である。イオセリアーニいわく「映画に出るのは好きじゃないけど、おじいちゃんのためならば」と出演を快諾してくれたのだとか。『月曜日に乾杯!』にも長男ニコラ役で出演した。ちなみに本作のスチルを担当しているニコ・タリエラシュヴィリは彼の兄。

ビュル・オジェ(カトリーヌ役)   Bulle OGIER

1939年8月9日、フランス生まれ。1961年、舞台女優としてデビューし、一躍フランス演劇界のミューズとなる。1968年にマルク'Oの初監督作品『アイドルたち』で映画デビューを果たす。その後はジャック・リヴェット、ルイス・ブニュエル、アンドレ・テシネ、バーベット・シュローダーといった名匠たちの作品に次々と出演。とりわけジャック・リヴェット作品では、1967年に『狂気の愛』で主演を務めたほか、『セリーヌとジュリーは舟でゆく』(74)、『北の橋』(81)、『彼女たちの舞台』(88)に出演。『セリーヌとジュリーは舟でゆく』『北の橋』では脚本にも携わっている。おもな出演作に、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』(72/ルイス・ブニュエル)、「La valle」(72年/バーベット・シュローダー)、『エステサロン/ヴィーナス・ビューティ』(99/トニー・マーシャル)などがある。フランス映画界を代表する女優の一人。

ピエール・エテックス(フランスのプロデューサー役)    Pierre ETAIX

1928年11月23日、フランス生まれ。『ぼくの伯父さん』(58)をはじめジャック・タチ監督作品のポスターのイラストレーターとして知られるほか、俳優、コメディアン、道化師、映画監督、写真家……と各方面で才能を見せる多才なアーティスト。1965年の第18回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された監督・主演作「YoYo」は2007年の第60回カンヌ国際映画祭クラシック部門にて上映されるなど高い評価を得ている。出演作に、『ぼくの伯父さん』(58)、『スリ』(60/ロベール・ブレッソン)、『フェリーニの道化師』(70/フェデリコ・フェリーニ)、『マックス、モン・アムール』(86/大島渚)、『ヘンリー&ジューン 私が愛した男と女』(90/フィリップ・カウフマン)などがある。

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