ヒアム・アッバス
HIAM ABBASS
(アマル役)
1960年、イスラエル、ナザレ生まれ。ディール・ハンナ村(北イスラエル)で育つ。写真と演劇を学び、舞台女優となる。中東紛争の激化に耐えられなくなり、88年にロンドンへ渡る。その後パリへと移り、生活と仕事の拠点としている。主な出演作に、「HAIFA(ハイファ)」(96/ラシッド・マシュラウィ監督)、「SATIN ROUGE(サテン・ルージュ)」(02/ラジャ・アマリ監督)、「BAB EL SHAMS(太陽の扉)」(04/ユスリ・ナスラッラー監督)、『パラダイス・ナウ』(05/ハニ・アブ・アサド監督)、『アズールとアスマール』(06/ミッシェル・オスロ監督/声の出演)、『画家と庭師とカンパーニュ』(07/ジャン・ベッケル監督)、など多数。自己表現と芸術制作の意欲が強く、「PAIN(痛み)」(01)、「LA DANSE ETERNELLELE(永遠のダンス)」(04)の2本の短編を監督。
エラン・リクリス監督の「LEMON TREE(レモンの木)」(08)では主演。ほか、近作に「THE VISITOR」(08/トーマス・マッカーシー監督)などがある。ボーダーレスに活躍する国際派女優。
〜ヒアム・アッバスからのメッセージ〜
「私は日本の方々に、『シリアの花嫁』をご紹介できますことを、大変嬉しく存じます。私が映画の中で演じるのは、アマルという女性ですが、この名前は“希望”という意味を持っています。この希望とは、より良き未来、より良き交流と理解、非暴力、そして愛に対する希望です。
皆さまがこの映画を気に入って下さるよう願っております。私は、この映画に大きな愛を込めました。皆さまが映画をご覧になって、この愛を感じとって下さいますように。」