キャスト

アディル・ フセイン|ラジーヴ役

1963年10月5日インド・アッサム生まれ。 99年にインドで上演された舞台“ Othello: APlay in Black and White” に出演し、高く評価を受ける。その後は映画界にも活躍の場を広げ、“ Iti Srikanta”(04)“、 Kaminey”(09)“、 Gangor”(10) など数多くの作品に出演し、インド国内にとどまらず、アメリカ、イギリス、イタリア、フランスの映画にも登場。日本でも大ヒットを記録した『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』(12) や、 『エージェント・ヴィノッド 最強のスパイ』(12) 、『マダム・イン・ニューヨーク』(12) 、『汚れたミルク/あるセールスマンの告発』(14)でも存在感のある役どころを演じている。今作では真面目で仕事人間ながら、父や家族と向き合っていく息子ラジーヴを 見事に演じ、2017年インド・ナショナル・フィルム・アワード主演男優賞をはじめ、世界の映画祭でその演技が高く評価されている。

アディル・フセインのことば

友人のプロデューサーから、24歳の男性が書いた「バラナシで死ぬために父親を連れていく男」の映画の話をしてくれたんです。まずバラナシが舞台ということに魅力を感じました。さらに彼は21歳のときにヴェネチア国際映画祭である賞を受賞したと聞いて驚きました。私は、彼が映画作りのスキルを既に持ち合わせており、さらには、今作がいま自分の興味がある題材だったから、脚本を読まずに二つ返事で引き受けたんです。その後に改めて脚本を読んで、「自分は正しい判断をした」 と、とても嬉しく思いました。

脚本では「死」というテーマに惹かれました。私は元々、現代演劇の父・スタニスラフスキーが提唱した “5つのW” の問いに興味がありました。詳しくいえば、あなたは誰?ここで何をしているの?いつから?どこで?そして、どうして?ということです。これらの質問を私は自分の人生に問いかけ、さらに深めていきました。 なぜ私はこの地球上にいるのか?そしてどこから来たのか?私が死んだらどこへ行くのだろうか?…それらの答えを見つけるため、私は様々な本を読み始めました。
それらからインドの神秘的な思想の驚くべき探求心、仏教の思想、さらには南アメリカの生死のシャーマニズム的哲学を知ることができたのです。 撮影中も、この謙虚で知的な24歳の青年が、物語をどう語るべきかをきちんと分かっているのが感じとれました。才能溢れる映画監督との運命的なコンビネーションができて、とても光栄に思います。

──17年 ロサンゼルスで行われたインディアン・フィルム・フェスティバルでのインタビュー記事より抜粋

ラリット・ベヘル|ダヤ役

1949年8月15日生まれ。 俳優、監督、プロデューサー、脚本家として活躍する。 Indian Theatreの卒業を機に、デリーに移り、国立ドラマ・レパー トリー・スクールNational School of Drama Repertory Companyの舞台俳優として働く。しかし俳優を辞め、テレビの道へ。フリー のプロデューサーとして活躍し、その後テレビシリーズを制作し監督もしている。舞台、テレビを経験し、映画にも出演。今作は “Titli” (14) に続き、 2作目の映画出演である。

ギータンジャリ・クルカルニ
ラタ

パロミ・ゴーシュ
スニタ役

ナヴニンドラ・ベヘル
ヴィムラ役

アニル・ラストーギー
ミシュラ役