皆さま、こんばんわ。
週のはじめの月曜日、いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日このブログ内やツイッターでも告知しました、
『少年と自転車』公開記念トークショーを代官山蔦屋書店にて実施致しました。
開催日の14日はあいにくの雨模様。花散らしの雨となり、久しぶりに肌寒い日でしたが、
イベントにお越し頂いた皆さんの中には熱心にメモを取る方もいらして、
さながら講義のような、充実のトークイベントとなりました。
ご登壇頂いたのは、ドキュメンタリー映画監督の海南友子さん。
ドキュメンタリー映画監督として、そして一児の母としての視点からも貴重なお話をたくさん伺いました。
海南監督は奇しくも昨年末に男の子をご出産されたばかり。
『少年と自転車』で描かれる家族の絆(母と息子の絆)をご自身が命を授かったことになぞらえてご覧になったそうです。
「サマンサがどういう気持ちで難しい年頃のシリルを養子にしたのか、
その背景が描かれていない分、そこを母からの視点で空想しました。語りすぎず、観る人の判断に委ねられる“余地”があるのが彼らの作品だと思います。
ドキュメンタリーを突き詰めていく中で、ダルデンヌ監督がたどり着いた
このような劇映画には共感を持てます。」
一部抜粋ですが、このように素晴らしいお言葉を頂きました。
プロの映像作家が見るダルデンヌ。改めて監督の凄さを実感した夜でした。
この日の様子が下記にて早速取り上げられています。是非チェックしてみてください。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120415-00000004-eiga-movi
海南監督、本年は『いわさきちひろ~27歳の旅立ち~』
(エグゼクティブプロデューサー 山田洋次)が公開予定で、現在は
自身の出産と放射能をテーマに短編ドキュメンタリーも製作中とのこと。
お母さんとしての今後の作品が、とても楽しみですね。
海南友子監督公式サイト: http://kanatomoko.jp