INTRODUCTION

パワフル!とても興味深い。
――ガーディアン

今年、もっとも大胆な映画。
――ヴァラエティ

万華鏡のように移り変わるさまに魅了される。 『マイ・サンシャイン』は人生と希望を肯定する映画だ。
――テレラマ

ハル・ベリー(アカデミー賞®受賞『チョコレート』)×ダニエル・クレイグ(『007』シリーズ)奇跡の競演!
実在の事件をもとに描かれる、胸を揺さぶる感動作。

1992年、LA・サウスセントラル。家族と暮らせない子供たちを育てるミリー。貧しいけれども、ミリーの愛情は光に溢れ、誰もが居場所を見つけていた。隣人オビーは騒々しいミリーたち家族に文句をつけながらも、実は彼らを見守っている。しかし、黒人が犠牲になった事件に対する不当な評決が出たことにより、LAで暴動が始まり、ささやかに暮らしていたはずの彼らの生活にも変化が訪れる…。
ミリーを演じるのは『チョコレート』でオスカーを獲得し、その後も話題作へ出演し続ける、美貌と実力を兼ね備えた女優ハル・ベリー。そして、口は悪いが心根はやさしい隣人オビーには『007』シリーズのジェームズ・ボンド役で知られるダニエル・クレイグ。このふたりのスターが奇跡的な競演を果たした。
現代にも続く、見えざる人々とも言える「市井の家族」と、深い傷を残した「アメリカ史に残る暴動」。一見交わらぬふたつが交差する「家族がたどる物語」は歴史検証に留まらぬ、胸揺さぶる感動作となった。

『裸足の季節』のデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン監督最新作。
ロック史に名を刻む伝説、ニック・ケイヴ&ウォーレン・エリスが映画世界を深める!

デビュー作『裸足の季節』が世界で熱狂的に迎えられ、アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされたデニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの監督最新作。監督がシナリオハンティングで訪れたサウスセントラルで何人もの子供たちをホストマザーとして育てている女性ミリーと出会ったことから、アメリカ史に刻まれるLA暴動を、暴動主体ではなく、普通の家族の視点から描く、というアイデアが生まれた。ある家族と実在の暴動を主題にした、真実から生まれた物語。
音楽を担当したのはニック・ケイヴとウォーレン・エリス。世界のロック史に燦然とその名を刻むふたりが手掛けた、そのメロウな旋律が映画世界を深めている。