○趙濤（チャオ・タオ）／タオ
中国山西省・太原（タイユェン）に生まれる。北京ダンス・アカデミーの伝統舞踊科を卒
業後、山西大学でダンスを教えていたところ、『プラットホーム』のキャスティングのた
めに訪れた賈樟柯に出会い、主役に抜擢される。続いて『青の稲妻』にも主演、保守的な
役柄だった前作とは対照的に、奔放な現代女性を演じた。王宏偉（ワン・ホンウェイ）、
余力為とともに賈樟柯作品になくてはならない存在になった。
○ワン・ホンウェイ（王宏偉）／サンライ
1969年、中国河南省・商水（シャンシュイ）に生まれる。北京電影学院で映画理論を専攻
し、ジャ・ジャンクーと出会う。「プロの俳優には決してみられない、非常に肉体的な表
現力」を買われ、「小山の帰郷」『一瞬の夢』『プラットホーム』の3作品で主役を務め
る。『青の稲妻』では、『一瞬の夢』と同じ小武（シャオウー）という名の金貸しを印象
的に演じた。その他の出演作品に、戴思杰（ダイ・シージエ）監督の『小さな中国のお針
子』（02）がある。現在、北京音響映像製作所で製作主任として働いている。
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○チェン・タイシェン（成泰■）／タイシェン
※■＝三つの「火」からなる（ほのお）の文字の下に「木」
2001年、朱文（チュウ・ウェン）監督のデビュー作で、ヴェネチア国際映画祭「現代の映
画」部門審査員大賞を受賞した「海鮮」で初主演を務め、ナント三大陸映画祭最優秀男優
賞に輝く。同年、李継賢（リー・チーシアン）監督のデビュー作で、ベルリン国際映画祭
で高い評価を浴びた『思い出の夏』に映画撮影隊の助監督役として出演。どうしてもセリ
フを言えない村の少年に手こずる青年を好演した。
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