コメント
優しさに満ちた生き方をすれば
逝くときは美しくて感動的。
日本らしい考えが溢れる傑作!
観終わった後に、こみあげてくる数々のセリフ、
場面の意味、今生きていることの素晴らしさ、
小津映画のような、静かな饒舌さ。
エディ・マーサンが素晴らしい!
きめ細かく上質な風味。
厳選され抽出されたエスプレッソの様な作品。
ひたすらに素晴らしい。
主人公の愚直なまでに真心に生きる姿に、
心が和みました。
生きることは死をも含めてのことであり、
死に優しい社会は生にも温かいと思います。
そしてそれは、
現代の大事なテーマではないでしょうか。
ジョン・メイ ありがとう!
人はまれに、神様が書いた美しいおとぎばなしに出合う時がある。
この映画を観た後、僕は強くそう思った。
こんな感動の仕方があったのか!
エンドマーク1分前にいきなり襲って来る感涙。
本当に驚いた。
こんな人、日本人もいるよね、と自問して観ていたら、登場人物がみんな日本人に見えてきた。
死者の思いを、探しあてた遺族に伝える主人公の崇高な心情にふれ涙があふれた。
見知らぬ死者の部屋に入り、
彼らの人格と対話すること。
そこに生まれる愛の時間は、心の癒しのアートだ。
誰も来ない誕生日よりも
誰も来ないお葬式の方が
何倍も淋しいことに気付き、
生きている間にもっと人と関わらなければと
切実に思いました。
一人ぼっちで死ぬのも悪くない。
こんな人が最期にいてくれるなら。
いつの間にか、主人公の笑顔に癒されていた。