Bitters End
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『キャッチボール屋』
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BITTERS END
監督◆大崎章
61年、群馬県出身。龍村仁氏に師事して、ドキュメンタリー番組、CMなどの制作に携わった後、フリーとなり、助監督として多くの作品に参加する。主な助監督作品としては、『無能の人』(91/竹中直人)、『あの夏、いちばん静かな海』(91/北野武)『ソナチネ』(93/同)、『2/デュオ』(97/諏訪敦彦)『洗濯機は俺にまかせろ』(98/篠原哲雄)『スリ』(00/黒木和雄)など多数。また、『ショムニ』(98/渡邊孝好)、「私立探偵濱マイク」(TV/NTV)、仏映画『デーモンラヴァー』(02/オリビエ・アサイヤス)といった作品ではキャスティング担当としても活躍。最近では『リンダリンダリンダ』(05/山下敦弘)で監督補を務めた。


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 20年程前、友人の家に居候をしながら、今はなき秋葉原の青果市場でアルバイトをしていた頃、よく近くの児童公園で、平日の昼間、相手もいないのに、一人でグローブをはめて壁にボールをぶつけていた。僕は立ち止まっていたのです。
 この映画の主人公のタカシは、都会の公園で名前も知らない様々な人達とキャッチボールをやり続けます。思いもよらず“道草を食う“はめになるタカシはいつの間にか自分探しの小さな旅を始めていきます。
 キャッチボールは一人ではできない。相手にボールを投げて、相手からボールを受けなければならない。
 そこに人と人との関係のおかしさや難しさが詰まっていると思った。
 キャッチボールは“思いやり”です。基本は「相手の胸をめがけて投げ、受ける時も自分の胸の前で。」
 この映画を観た方々と、忘れ去られそうな、目にみえない大切な物をみつめなおす時間を共にすごせたら幸いです。

――大崎 章