南フランス、サロン・ド・プロヴァンス出身。パトリス・シェローらの舞台に出演し活躍する。86年ヴァンサン・ロンバール監督の「Lucky Ravi」にて映画デビュー。他にヴェルトラン・ブリエ監督、モニカ・ベルッチ主演『ダニエラという女』(05)、ジャンルカ・マリア・タヴァレッリ監督の大作『ジョルダーニ家の人々』(12)など。TVでも活躍している。
1999年レオス・カラックス監督の『ポーラX』にリシュ―役で出演。その他に諏訪敦彦監督が、オール・パリロケで撮り上げた『不完全なふたり』(05)、クリスティアン・アルヴァルト監督の『パンドラム』(09)、ルネ・フェレ監督の『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』(10)、パヴェル・パヴリコフスキー監督、イーサン・ホーク、クリスティン・スコット・トーマス出演「La femme du Vème 」(11)など。
カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、米アカデミー賞最優秀外国語映画賞にノミネートされたジャック・オディアール監督の『預言者』(09)で一躍注目を集め、その後もカトリーヌ・コルシニ監督の「Trois mondes」(12)などに出演。今後の活躍が期待される。
サンクト・ペテルスブルク生まれ。ヴィターリー・カネフスキー監督の『動くな、死ね、甦れ!』(89)で子役として見いだされ、続く『ひとりで生きる』 (91)、『ぼくら、20世紀の子供たち』 (93)とカネフスキーの3作品に出演。95年にフランスに移り住み、アレクセイ・バラバーノフ監督の『フリークスも人間も』(98)などに出演。ジュリー・ベルトゥチェリ監督の『やさしい嘘』(03)ではセザール賞の有望若手女優賞にノミネートされた。
ディアーヌ・ベルトラン監督の『薬指の標本』 (04)の標本技師役で注目され、フィリップ・ガレル監督の『恋人たちの失われた革命』 (05)、マリオン・コティヤールに米アカデミー賞主演女優賞をもたらしたオリヴィエ・ダアン監督の『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』 (07)、ジャック・リヴェット監督の『ランジェ公爵夫人』 (07)、 ルネ・フェレ監督の『ナンネル・モーツァルト 哀しみの旅路』 (10)などに出演している。
ジル・マル監督の「誘惑/セダクション」(09)などに出演。本作『愛について、ある土曜日の面会室』で、第15回リュミエール賞と第11回エトワール賞で新人女優賞を受賞し、若手実力派として、注目されている。
セルジュ・フリードマン監督、ヴァネッサ・パラディ主演の「天使の宿り木」(04)、トリスタン・オリエ&ジル・ルルーシュ監督の『ナルコ』(04)、フローラン・シリ監督の『いのちの戦場 -アルジェリア1959- 』(07)などに出演し、クロード・ミレ―ルが息子ナタンと監督した「Je suis heureux que ma mère soit vivante 」(09)では主演を果たしている。