Bitters End
配給作品
『プラットホーム』
公式サイト
TOP
解説1
解説2
ストーリー
スタッフ&キャスト
上映スケジュール
予告篇
イベント
BBS
ストーリー < プラットホーム
BITTERS END shopping gallary

またひとつ青春映画の傑作が誕生した。

●中国山西省の小さな町・汾陽(フェンヤン)。文化劇団(文工団)のメンバーの明亮(ミンリャン)瑞娟 (ルイジュエン)、張軍 (チャンジュン)、鐘萍 (チョンピン)は幼なじみ。劇団の練習、地方巡業の旅と、いつも一緒の時間を過ごしていた。1980年代半ば、自由化の波がこの小さな町にも押し寄せてくる。政府の方針の変化で劇団への補助金が打ち切られ、劇団そのもののあり方も変わってしまう。そして、彼ら4人の関係も不安定になっていく。明亮、張軍、鐘萍の3人は、劇団に残り仲間たちと一緒に旅を続けるが、瑞娟だけは町に留まる。それぞれが自分の生き方を探し始める。

●『プラットホーム』は、改革開放のスローガンを掲げ、社会がダイナミックに変貌してゆく80年代の中国を背景に、地方を旅する文化劇団の4人の若者たちの10年間の歩みを綴ってゆく。文化開放政策により、新しい音楽やファッションが大陸へと入ってくる。人民服が、ラッパズボンやワンピースへと、革命歌が、台湾や香港のポップスや西洋のロックミュージックへと変わってゆく。女の子は、髪にパーマをかけ、化粧をし、隠れて煙草を吸う。男の子は、サングラスをかけ、ジーンズをはき、ラジカセから流れる最新の音楽で踊る。 未知なるものとの遭遇に、彼らの生活も少しずつ変化を見せてゆく。 淡い恋をし、失恋もする。未来に対する希望をも持ちつつも、どこか不安をかかえている。そんな青春時代真っただ中の若者たちの10年を、『プラットホーム』は常に現在形で描いてゆく。それによって観る者は、若者たちの心の揺れ、痛み、喜びを、丸ごと感じるであろう。どんな時代、どんな場所にも存在する、普遍的な等身大の若者たちの姿がここある。

画像
画像