コメント

パオロ・ソレンティーノさん
(『グレート・ビューティ/追憶のローマ』監督)

素晴らしい!
完璧で感動的で、まるで輝く宝石のようだ!

やくみつるさん(漫画家)

できればこの映画、強くお薦めしたくない。
ふと入った映画館で、存外の洒落た一篇に出会い、
シミジミと或る人物の死を悼み、退出する……。
心の宝物にしたいような逸品です。

南こうせつさん(フォークシンガー)

主人公の愚直なまでに真心に生きる姿に、心が和みました。
生きることは死をも含めてのことであり、
死に優しい社会は生にも温かいと思います。
そしてそれは、現代の大事なテーマではないでしょうか。
ジョン・メイ ありがとう!

夏井いつきさん(俳人・エッセイスト)

小さなモノやリアルな音が登場人物すべての人生を細やかに語る。
映像が残すささやかな余韻は実に俳句的。
最後の一分、静かに豊かに深い感動が押し寄せる。

ピーター・バラカンさん(ブロードキャスター)

誰にも気づかれない優しさは、
いつか報われる日が来る。
そのことを実感するラスト・シーンに感動しました。

養老孟司さん(東京大学名誉教授)

地味なのにまったく退屈しません。
しんみりした、とても気持ちのいい映画でした。

宮本亜門さん(演出家)

静寂と孤独の中に、真の愛情が沁み入った映画だ。
この世に、あの世に生きる人、全てに真摯に向き合う主人公に心打たれ泣いた。
そう自分もありたい。

砂田麻美さん(『エンディングノート』監督)

死者という名のモノ言わぬ人間の痕跡は、
一体誰のためにあるのだろうと、
答えのない問いをずっと考えている。
映画『おみおくりの作法』の主人公は、
彼等がわたしたちの世界を横切っていくことの愛おしさを、
その真摯な人生を通じて惜しみなくわたしに教えてくれた。

飯泉太子宗さん(仏像修復士)

人間の尊厳を見守る最後の仕事。
その仕事は他人からは無意味とも思えるものかもしれない。
だが、その無意味と思える行為で繋がる人がいる。
ふたたび人生を歩める人がいる。
人生に真摯に向き合うことの大切さを教えてくれる。

島田裕巳さん(宗教学者)

一人ぼっちで死ぬのも悪くない。
こんな人が最期にいてくれるなら。
いつの間にか、主人公の笑顔に癒されていた。

北川れい子さん(映画評論家)

唯一無二の善き人ジョン・メイ氏。
生真面目なのにどこかお茶目で、
彼の作法と流儀は、まんま映画を輝かせて美しい。

きさらぎ尚さん(映画評論家)

こころ優しき<みおくりびと>
ジョン・メイがいてくれたら高齢化の不安もなくなるのに……。
今、見逃してはいけない映画です。

LiLiCoさん(映画コメンテーター)

優しさに満ちた生き方をすれば逝くときは美しくて感動的。
日本らしい考えが溢れる傑作!

小堺一機さん

観終わった後に、こみあげてくる数々のセリフ、場面の意味、
今生きていることの素晴らしさ、小津映画のような、静かな饒舌さ。
エディ・マーサンが素晴らしい!

斎藤工さん(俳優)(オフィシャルブログより抜粋)

きめ細かく上質な風味。
厳選され抽出されたエスプレッソの様な作品。
ひたすらに素晴らしい。

ジュゼッペ・トルナトーレさん
(『ニュー・シネマ・パラダイス』監督)

本当に美しい……大好きな映画!

松浦弥太郎さん(暮しの手帖編集長・エッセイスト)

人はまれに、神様が書いた美しいおとぎばなしに出合う時がある。
この映画を観た後、僕は強くそう思った。

倉本美津留さん(放送作家)

こんな感動の仕方があったのか!
エンドマーク1分前にいきなり襲って来る感涙。本当に驚いた。

山本容子さん(銅版画家)

見知らぬ死者の部屋に入り、彼らの人格と対話すること。
そこに生まれる愛の時間は、心の癒しのアートだ。

志茂田景樹さん(よい子に読み聞かせ隊隊長・作家)

こんな人、日本人もいるよね、と自問して観ていたら、
登場人物がみんな日本人に見えてきた。
死者の思いを探しあてた遺族に伝える主人公の
崇高な心情にふれ涙があふれた。

鎌田實さん(医師・作家)

孤独で、淋しくて、悲しい生き物人間。
ラスト10分、思いもよらぬ感動におそわれた。
人間っていいなあ。映画っていいなあ。

辛酸なめ子さん(漫画家・コラムニスト)

誰も来ない誕生日よりも 誰も来ないお葬式の方が何倍も淋しいことに気付き、 生きている間にもっと人と関わらなければと切実に思いました。

KIKIさん(モデル)

衝撃的な結末ののちに 哀しみに沁みたこころが
一瞬にして温もりに包まれました
人は死してからも 最愛のもしくは最高の親友に
出会うことができるのかもしれない

香山リカさん(精神科医)

生きるのも、この世から旅立つのも、
ひとりのようでいて孤独じゃない。
心がじんわり、暖まります!

門間雄介さん(ライター)

死者の実像が少しずつ浮かび上がっていく、ちょっとしたミステリーも、
寡黙な主人公が悪戦苦闘する、どこかカウリスマキ作品みたいなおかしさもある。

立田敦子さん(映画ジャーナリスト)

どんなにつつましく見える人生にも、
輝ける瞬間も充実した時もあるのだと再確認させてくれる美しい作品

新田理恵さん(ライター・編集)

たったひとりルーティン化した日々を送る主人公。
彼が初めて、その日常に他者を招き入れたときの満たされた顔に泣いた。
ひとりで生きる腹をくくり始めたアラフォーシングルにも強力に効く。