【監督・脚本】
萩生田宏治
Hagiuda Koji
1967年、埼玉県生まれ。高校時代より多数の8mm映画を制作。90年、『きらい・じゃないよ』(内田栄一監督)に参加した後、『熊楠』(山本政志監督)を皮切りに、『我が人生最悪の時』(93/林海象監督)、『萌の朱雀』(97/河瀬直美監督)などの現場で助監督を務める。93年、デビュー作『君が元気でやっていてくれると嬉しい』を監督。その後、数々のテレビドキュメンタリーの番組を手掛け、98年、第2作『楽園』を監督し、00年芸術祭テレビドラマ部門優秀賞を受賞。その後、『クロエ』(01/利重剛監督)の共同脚本、TV「私立探偵濱マイク」(02・NTV)シリーズの一編(第3話『どこまでも遠くへ』)を演出するなど、映画・TV・脚本と活躍の場を広げている。
【プロデューサー】
磯見俊裕
Isomi Toshihiro
1957年、大阪生まれ。諏訪敦彦監督のデビュー作『2/デュオ』(97)で初めてエグゼクティブ・プロデューサーを務め、そのほかのプロデュース作品に『JUNK FOOD』(98/山本政志監督)、『ランデブー』(99/山本浩資監督)がある。またすぐれた映画美術監督として知られ、手がけたおもな作品は『BERLiN』(95/利重剛監督)、『ユメノ銀河』(97/石井聰亙監督)、『ワンダフルライフ』(99/是枝裕和監督)、『白痴」(99/手塚眞監督)、『害虫』(02/塩田明彦監督)な『オーバードライヴ』(04/筒井武文監督)、『誰も知らない』(04/是枝裕和監督)、『血と骨』(04/崔洋一監督)など多数。
【録音】
久保田幸雄
Kubota Yukio
1932年、福岡県生まれ。岩波映画製作所を経たのち、『日本解放戦線 三里塚の夏』(68)をはじめ『三里塚 辺田部落』(73)などの小川紳介監督作品に録音技師として参加。そのほかのおもな作品に『水俣――患者さんとその世界』(71/土本典昭監督)、『青春の殺人者』(76/長谷川和彦監督)、『橋のない川』(91/東陽一監督)、『美しい夏キリシマ』(03/黒木和雄監督)、『父と暮せば』(04/黒木和雄監督)などがある。04年10月、これまで手がけてきた仕事を自身によるエッセイとインタビューで振りかえった『聞こえてますか、映画の音(サウンド)』(ワイズ出版刊)を刊行した。
【美術】
吉田悦子
Yoshida Etsuko
1967年、東京都生まれ。おもな作品に『STEREO FUTURE』(01/中野裕之監督)、『MOON CHILD』(03/瀬々敬久監督)、『最後の恋、初めての恋』(03/当摩寿史監督)、『風音』(04/東陽一監督)など。萩生田監督とのコラボは本作が『君が元気でやっていてくれると嬉しい』以来二度目。最新作となる中国の田壮壮(ティエン・チュアンチュアン)監督作品(タイトル・公開未定)以降は愛甲悦子名義で活動している。
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