第23回クリティクス・チョイス・アワード 外国語映画賞
第22回サテライト・アワード
主演女優賞(ダイアン・クルーガー)/外国語映画賞
第17回ニューヨーク映画批評家オンライン賞 外国語映画賞
第49回カンザスシティ映画批評家協会賞 外国語映画賞
第39回バイエルン映画賞 監督賞/女優賞
第27回フィルムズ・フロム・ザ・サウス映画祭 観客賞
第69回バンビ・メディア賞 審査員特別賞
第1回インディワイヤー栄誉賞 主演女優賞
第11回ブコバル映画祭 作品賞
第23回ダラス・フォートワース映画批評家協会賞 外国語映画賞第5位
第16回ワシントンDC映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
第1回LAオンライン映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
第16回サンフランシスコ映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
第13回ノース・テキサス映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
第14回女性映画批評家協会賞
女性による、または、女性についての、最優秀外国映画ノミネート
第4回フェニックス批評家サークル賞 外国語映画賞ノミネート
第18回フェニックス批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
第7回ジョージア映画批評家協会賞 外国語映画賞ノミネート
第68回ドイツ映画賞 作品賞・監督賞・脚本賞・主演女優賞・撮影賞ノミネート
第42回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門出品
COMMENTS
彼女がたどり着く結末。
最後の瞬間まで人間性を失わなかったことが
私たちの希望なのだ。
──高橋源一郎(作家)
物語の予定調和を捨て、
分かち合えなかった悲しみを誠実に描いている。
今年最高の映画の一つ。
──中村文則(小説家)
光の無い、作品は見たく無いんだけど。
暗さしか残らない映画なんて、
何のために存在するのか理解できない。
それが自分の考え方。
この映画は、途中、暗さしか残らない映画なのかも、
と思い始めていた。
ラストシーンでやっぱりそうかと思ったんだけど、
最後の曲が始まった瞬間、全てが変わった。
なぜだかわからないが、心が綺麗になってることに気づく。
その曲が流れることによって。
映画の本意が初めて心に届いたことに今気づいてる。
大事な映画だと思う、人類にとって。
──浅井健一(ミュージシャン)
ネオナチに家族を奪われたひとりの女性がとった衝撃の選択とは。
愛と正義は、これほど悲しい犠牲によってしか
贖(あがな)えられないのか。
──姜尚中(熊本県立劇場 館長)
「正義」は難しい。民主主義国の法廷でも納得が行かない結果が少なくない。
じゃ、どうする?
この映画の結末はすっきりするものではありませんが、
今必要な議論のきっかけに間違いなくなりますから、
世の中で起きていることに関心ある方に強く推薦します。
──ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
葬ったはずの差別と偏見のゾンビと主人公は戦う。
彼女の二度の決断をどう受け止めるか?
もし一緒に居たら、あなたはどうする?
この映画は観客にも決断を問う。
他人事ではない。必見です。
──小堺一機
彼女の“決断”は問いかける。
えぐるような悲しみに、私たちは寄り添えているか。
差別と孤独が人を復讐へと追い込む、その前に。
──安田菜津紀(フォトジャーナリスト)
息をのむストーリー展開、主演女優の決然たる演技、
これしかない演出の見事な間合い。
この3つの要素が揃ったラスト・シーンのサスペンスは、
一瞬にして破格の衝撃に変わる。
その残像が脳裏にこびりついて離れない。
──高橋諭治(映画ライター)
ファティ・アキン監督がいつも取り上げるのは、
遠い異国や遥か未来、忘れかけた歴史上の物語ではない。
世界中の誰もが直面し、今、我々の周りで起きている題材を扱っている。
本作はまさに今、観るべき映画である。
そして、皆で共有すべき"家族の未来"を問いかける映画なのだ。
──小島秀夫(ゲームクリエイター)
実在の事件を下地にしているとはいえ、 ドキュメンタリーと錯覚するような描写と演技、音楽やライティングの表現も含め、末端のスタッフまで一体となっていたであろうその世界観の作り込み方に釘付けになった。
ダイアン・クルーガー、めちゃくちゃ良いぜ。
──窪塚洋介(役者/ミュージシャン)
自分ならどうするか?その答えは頭で考えても出るものではないかもしれません。
「父であり夫として」家族の事を想うと、とても胸が締め付けられる思いでした。
──前川泰之(俳優)
世界に沸き起こる「ヘイトクライムを許すな!」の叫びを、家族という親密圏に引きつけ、悲劇的な形で突きつけた。
断固支持するしかない。
──池田香代子(翻訳家)
大好きな監督ファティ・アキン、
緻密で深くて優しく突き刺さる映画をまた贈ってくれたね。
ラストソングの歌詞が心に残った。
私たちの行ける未来は、確かにあるはずなのに、その道はどれだけ遠いのだろうか?
──加藤登紀子(歌手)
移民問題に揺れるドイツを舞台にしたこのサスペンスは、あまりにもリアルで私の胸をも締め付ける。
家族を奪われた主人公カティヤがなぜこれほどまでに苦しめられねばならないのか、 彼女にはこの決断しかなかったのか。 答えの出ない問いを繰り返している。
──増田ユリヤ(ジャーナリスト)
どうして平和は、こんなにも遠いのだろう。
エンディングで歌われる「その場所」に、
私たちはいつかたどり着けるのだろうか。
──松田青子(作家/翻訳家)
あまりにも悲しい、主人公カティヤの決断。
でもそれを止められるものは世界中のどこにもない。
改めて平和を祈りたく思う。
──おおたわ史絵(内科医/作家)
カティヤの絶叫が今でも頭から離れない。
復讐の底には絶望だけでなく
深い愛があると痛切に実感させてくれた大傑作。
──落合有紀(編集/ライター)
(敬称略/順不同)
REVIEWS
激しく、鮮やか!
ダイアン・クルーガーの演技は完璧だ!
──ロサンゼルス・タイムス
ファティ・アキンがまたひとつ傑作を生みだした!
カンヌで受賞を果たしたダイアン・クルーガーの
燃えるように激しい演技がそれを支えている。
──インディワイヤー
これほど力強いダイアン・クルーガーを観たことがない!
──ザ・ラップ
手に汗握るサスペンス。ひと時も目が離せない!
ダイアン・クルーガーが見事。
彼女のキャリアの中で最も素晴らしい演技だ!
──ハリウッド・レポーター
ファティ・アキンは何ものにも縛られない!
──ヴィレッジ・ヴォイス
観る者を挑発し驚かせる傑作。
今の時代にこそ観るべき!
すべての人の心を揺るがす。
──アワード・サーキット
ダイアン・クルーガーの破壊的なパフォーマンス!
──バースト・マガジン
厳粛さを併せ持つ洗練されたサスペンス。
ダイアン・クルーガーは、極右ネオナチによる爆弾で
夫と息子を失う女性を見事に演じた。
──デッドライン
クルーガーの感情的でヒリヒリするほどに
剥き出しの熱演は見逃せない!
『女は二度決断する』はアカデミー賞ノミネートに
値する作品だ。
──ハリウッド・エルスウェア
ダイアン・クルーガーがとてつもなくエネルギッシュ!
──ヴァラエティ
心を揺さぶる!
──フィルム・ステージ
情熱的な演技。
ダイアンがこれまで演じた何よりも素晴らしい!
──Yahoo! Movies