ロアは島という「嵐の場所」を逃れて「陽のあたる場所」を探し続けている。
コーラもまた精神科医の仕事という禁則だらけの「島」からいっとき逃げる必要があったのだろう。
コーラは禁則に妥協しようとしない。まるで言葉を操れないロアのように。
斎藤学さん(精神科医/家族機能研究所)
主役の二人はとても存在感があった。
彼女達の言葉を超えた強い絆と感情は、
まさに女性なら理解できるのではないだろうか。
平山景子さん(資生堂ファッション・ディレクター)
この人になら… この人になら…
直感的にひかれ合った二人。
誰もが求める心の居場所。
“想ってくれている人がいる”
そう思うだけで胸が温かくなる、
たとえ遠く離れていても。
誰かを思いやる気持ち、
“ありがとう”の気持ち…
今の時代、最も失ってはいけないもの。
岡本真夜さん(ミュージシャン)
ひたむきに生きても望んでいた結果が
得られるとはかぎらない、
でも必ず“なにか”は手に入る。
自分の研修医時代を思い出し、
主人公にも私にも拍手を送りたくなった。
香山リカさん(精神科医、帝塚山学院大学人間文化学部人間学科教授)
あの人はもう一人の私ではないのか?
頭でっかちのコーラを打つ雷。
恋にも似た淡い思いが終る時、
カラッポだった心にぬくもりが宿ります。
槇村さとるさん(漫画家)
コーラが信じていた二人の間にあった絆は
なんだったのだろうか?
コーラの一途な思いは一方通行だったのだろうか?
やさしさや人を思う気持ちを考えさせられる映画でした。
ジェシカさん(モデル)
深く深く人と関わろうとすることの大切さ、
心から対話をすることの可能性を教えてもらった。
野村浩子さん(「日経ウーマン」編集長)
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