■コーラ
エロディ・ブシェーズ
Elodie Bouchez
1973年4月5日パリ近郊モントルイユ・ス・ボワ生まれ。13歳の頃からモデル、ダンサーとして活動。16歳でセルジュ・ゲンズブールの『スタン・ザ・フラッシャー』(89)で映画デビュー。パリ大ナンテール校で演劇を専攻。パトリス・ルコントの『タンゴ』(92)などを経て、アンドレ・テシネの『野生の葦』(94)で脚光を浴びる(セザール賞で最も期待できる女優賞)。以後の代表的な出演作はディディエ・オードパン『いちばん美しい年齢』(94)、ヨランド・ゾーベルマン「Clubbed to death(Lola)」(97)、エリック・ゾンカ『天使が見た夢』(98/カンヌ映画祭、セザール賞で最優秀女優賞)、ドグマ95の第5作となるジャン=マルク・バール『ラヴァーズ』(99)、同監督『SEX:EL』(00) 、ロマン・コッポラ『CQ』(01)など。最新作はポール・ブラック監督のアメリカ映画「America Brown」(04)。フランスのテクノバンド、ダフト・パンクのトマ・バンガルテルと結婚、02年一児をなす。
|
|
■ロア
ディッダ・ヨンスドッティル
Didda Jonsdottir
1964年11月29日アイスランド南部のセルフォス生まれ。生後2週間後にレイキャヴィークに引越し、以降レイキャヴィーク育ち。本作が初めての演技経験となる。アンスパック監督によると「アイスランドでロア役の女優を探すも見つからず、意気消沈していたところ、とある喫茶店に入ってきたのが彼女。髪はいつから梳かしていないのかというくらいぼさぼさ、とても寒さをしのげそうにないコートを着ていた。彼女こそロアだ、と思い、出演を依頼すると快諾」したという。職業は詩人。若いころから広く海外を旅行し、作家活動の為キューバに滞在経験もある。アイスランドでは詩作品を雑誌、新聞、ラジオ、出版物を通して多数発表。独創性のある率直な詩的表現が高い評価を受けている。
|