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男同士が最高だ!
そしてギャザラ、フォークとカサヴェテスのコラボレーションが始まった。

自信家で男前のハリーを演じるのは『バッファロー'66』のベン・ギャザラ。不器用なくせにおせっかいなアーチーに、『ベルリン・天使の詩』やTVシリーズ『刑事コロンボ』でお馴染みのピーター・フォーク。チビでクールなガスが、本作の監督も務めるジョン・カサヴェテス。仲間を失った欠落感を共有し、改めて自分自身に向き合おうとする男たちをこの三人が嬉々として演じる。

ハズバンズ
ハズバンズ ギャザラとフォーク、現在でも第一線で活躍するこの名優二人は、カサヴェテスが一緒に仕事をしたいと切望していた人間だった。信頼関係を築くために、三人で一年以上かけて脚本を練り上げ、撮影に挑んだ。作品中の真の感情を求めるカサヴェテスと、それに応え自らをさらけだす二人。映画を創り上げるのと同時に、三人の友情が生まれた。それはまるでジャズの即興演奏のように絶妙に呼応し、作品中の三人組により強い絆を与えている。以降、この二人はカサヴェテス作品中に“顔”として出演し続けることになる。
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