◆コメント◆
国によってつくられた人生から我に返るとき、
人はどうするのか――
私の育った中国の現実がリアルに表現されている。
面白かった!
楊逸(作家 芥川賞受賞作「時が滲む朝」)
僕にとって中国は近くて遠い国。
今までは、そこに住む人々の人生を、なかなか想像できなかったけれど、この映画を観て、彼らの生活を垣間見ることができました。そこに住む人々の声をそのまま聞いているような「声が人生を語る」映画だと思います。
山口百恵とイェイツの詩の組み合わせが、モダンかつセンチメンタルでぐっときました。
若木信吾(フォトグラファー)
ジャ・ジャンクーにしか撮れない計算され尽くした映画!
彼は中国映画の未来を背負っている。
これを観た中国の映画監督たちはきっと嫉妬するだろう。
崔洋一(映画監督)
歳月があっけなく消されていく、現代の痛切な墓銘碑!
何という詩情あふれる叙事詩であることか。
加藤登紀子(歌手)
中国という国の胸のところに耳をあて
その脈動をきいたような気持ち。哀しみが私のものになった。
渡辺あや(脚本家『ジョゼと虎と魚たち』『メゾン・ド・ヒミコ』)
深呼吸をしてから見ることを勧める。息もつかせぬ傑作だから。