ストーリー
悪名高き銀行強盗ヒーロー(ニコラス・ケイジ)は、ある日、相棒のサイコ(ニック・カサヴェテス)とともにサムライタウンの銀行を襲撃するが、少年(潤浩)が差し出したガムボールをきっかけに捕まってしまう。投獄され、フンドシ一丁で手錠を掛けられるヒーロー。
サムライタウンではこの世界のすべてを牛耳る悪徳ガバナー(ビル・モーズリー)がいつも女を侍らせていた。傍らにはいつも用心棒のヤスジロウ(TAK∴)と少女のようなスージー(中屋柚香)をおいてご満悦だ。
ある日、ステラ(古藤ロレナ)、ナンシー(縄田カノン)とともにガバナーの魔手から逃げたガバナーお気に入りのバーニス(ソフィア・ブテラ)を連れ戻すことを条件にヒーローは自由を手に入れる。ただし、5日以内にバーニスを連れ戻さねば、爆弾を仕掛けられたボディスーツが爆発してしまう。
バーニスが消息を絶った不思議な街ゴーストランドへヒーローもまた足を踏みいれる。ゴーストランドとは、入ったら最後、二度と出られない街。
そこには、動かなくなった車を修理し続けるラットマン(YOUNG DAIS)、人間をマネキンに閉じ込めるキュリ(栗原類)、すべてを見つめる男ナベ(渡辺哲)たちがいた。
ゴーストランドの住人達は言う。
「ガバナーがいる限り、我々は時計を止めねばならない。そうしないと世界は爆発する」と。
果たして、ヒーローはバーニスを見つけられるのか。ゴーストランドを脱出することはできるのか。そして、サムライタウンはガバナーの手に落ちたままなのか。