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アボルファズル・ジャリリ監督作品
『トゥルー・ストーリー』
『スプリング−春へ』

子供たちの強さを信じ、見守りつづける
           ――アボルファズル・ジャリリ

◇常に子供と同じ目線で、子供を救うために映画を撮りつづけてきたジャリリ。彼は独自の優しい眼差しで日常を切り取ってゆく。『トゥルー・ストーリー』のサマドが見せる貧しい生活の中で生まれる笑顔。『スプリング−春へ』のハメドが両親を想い流す涙。ジャリリのフィルムには何の飾りもない。日々の喜怒哀楽をありのままに描くからこそ、子供たちは本来の輝きを放つのだ。

◇子供たちの過酷な状況を描くことで、イランが直面している社会問題を浮き彫りにしてゆくため、本国イランでは彼の監督作品すべての上映が禁じられていた。しかし、1995年ヴェネチア国際映画祭で『7本のキャンドル』が金のオゼッラ賞を受賞したのを皮切りに、2001年、『少年と砂漠のカフェ』がロカルノ国際映画祭で準グランプリにあたる審査員特別賞のほか三冠を受賞するなど、彼の作品は発表するたびに国際映画祭において賞を受賞している。困難な状況でも一切妥協せず、信念を貫き続ける彼の才能に、世界が注目しているのである。

東京・三百人劇場での上映において、
国境なきチビちゃんたちの展覧会
を行ないました。

*この映画で Peace for The Childrenに賛同しています。

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