コメント

家族で食卓を囲む。
それが人生の稀少価値だと気付いたのは僕は18を過ぎてからだった。
独りに気付いて、初めて家族の有り難みにも気付いた。
15歳でそれを経験させられるのは少し酷だ。いや、少しじゃなく酷だ。
否応無しに進歩を要求されるなんて。‘泣かずに唄い切る’なんて至難の業だ。

でも、ときに音楽はそんな状況でこそ人の心を熱くする。
毎年南大東島で唄われる「アバヨーイ」は、そんな音楽なのだと思う。

──高橋優(シンガーソングライター)

人の暮らしの中で「距離」というものが
いかに大きな問題であるかと改めて考えさせられました。
絶海の孤島、南大東島の姿を少しでも知ることが出来て本当に嬉しいですね。

──村上てつや(ゴスペラーズ)

父親の切ない後ろ姿と三線の音色。
この映画には家族そして親子の愛すべてがあります。
私も15才で独り立ちした頃を思い出し涙が出ました。

──堀ちえみ(タレント)

沖縄には唄とやわらかい風と島の人のぬくもりがあって。
親が子を想う姿、子が親を想う姿は、
まるで島に寄せては返す美しい波のようで、
じんわりとあたたかい涙がこぼれました。
ありがとうヨッシー。今度は俺も映画に出してね(笑)

──桐谷健太(俳優)

ただ明るいだけでない沖縄、
そこにこそ人の生きる息吹がある。
ただ美しいだけでない映像に、
父、母、娘、島の人々の呼吸を感じた。

──井筒和幸(映画監督)

映画を観て、泣いてしまった。
15歳の少女が、人の世の喜怒哀楽を感じながら、健気に旅立つ。
「アバヨーイ」を涙して聴く両親と、
その二人に注がれる優奈の優しい眼差しが交差する場面は特に印象的だった。

──高良倉吉(琉球大学名誉教授・琉球史)

よー114分にまとめたわ!
鳥にも巣立ちがあるけど、人間の複雑な気持ちや人生につきものな事柄全部見せたよ。
家族に自然に現れる心模様、改めて私の17才の時と50才を思い出した。
濃い~涙出まっせ!

──綾戸智恵(ジャズシンガー)

孤島の島、複雑な家庭でありながらも、シャンと生きる清純な少女がいた。
日本の未来もこのような若者達がいてくれるのだと
ホッとする思いで旅立ちをみつめました。

──海老名香葉子(エッセイスト)

葛藤をくり返す家族と夫婦の愛を少女の淡い恋物語に織り込みながら丁寧に描く。
三線にのる島唄。人間への信頼と希望に癒される。

──尾木直樹(教育評論家)

家族を案じる優奈の姿に共感します。。
寡黙な父親像も、離れていく娘への寂しさと心配が伝わり、。
父親の存在感の大きさに私自身も重なりました。

──三宅宏実(ウエイトリフティング選手)

子供は親が感じている以上に繊細で心を砕いている。
だからこそ一緒になって立ち向かってやらなければいけない。
家族を振り返る良い映画です。

──三宅義行(女子ウエイトリフティング監督)

門出の島唄を歌う少女は、決して涙を見せない。
島を誇りに想うから。
せつない別れの物語、でも、父と少女の確かな絆に、
誰もが南の島に幸福な風を感じるに違いない。

──石原良純(俳優・気象予報士)

この映画には、今私たちが失いつつある、家族の愛がある。
人と人との触れ合いがある。
生まれ育った土地への想いがある。
こころが優しく、あたたかくなりました。

──水谷修(夜回り先生)

少女の心のより所は、いつも家族そして美しいふるさとの島。
やがて旅立ちの時、精いっぱいの感謝の気持ちは、島唄となって流れてゆく。
十五の春はちょっと泣けてきた。

──南こうせつ(シンガーソングライター)

島を旅立つよろこび哀しみ、15の胸はふるえがち。
おとなになる日は幸せなのか夢も不安も胸に秘め少女の涙が匂い立つ。

──浜村淳(映画パーソナリティ) 

私も15才で世の中に出ました。
現代は全てにおいて過保護だと思います。
こんな島が残っているなんて素敵です。
それにしても小林薫さんのオーラを消した芝居さすがプロです。
そして三吉彩花さんの純粋さ輝いてました。

──中尾ミエ(歌手)

島を去る15歳。その心の隙間を埋めるように島唄を歌う。
三線の音色に別れの切なさ、家族や好きな人への思いが重なる。
島の子どもたちの表情に、大切なもの、そのすべてが映っていた。

──長倉洋海(フォトジャーナリスト)

(敬称略/順不同)
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