オタール・イオセリアーニ
PROFILE
監督作品
汽車はふたたび故郷へ
ここに幸あり
群盗、第七章
蝶採り
歌うつぐみがおりました
四月
月曜日に乾杯!
素敵な歌と舟はゆく
プロフィール<オタール・イオセリアーニ
BITTERS END shopping gallary

オタール・イオセリアーニ
(Otar IOSSELIANI)

<PROFILE>

オタール・イオセリアーニ 1934 年2 月2日、グルジア(現ジョージア)のトビリシに生まれる。数本の短編映画を経て、62 年に中編デビュー作『四月』を制作するが、この作品は当局によって上映を禁止された。良質なワインの生産をめぐって工場側と対立する若い醸造技師の奮闘を描いた第2 作『落葉』(66)が、68 年のカンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞と第1 回ジョルジュ・サドゥール賞を受賞、イオセリアーニの名前は一躍世界に知られることとなった。
『歌うつぐみがおりました』(70)、『田園詩』(76)を発表後、79 年に活動の拠点をフランス・パリに移す。「月の寵児たち」(84)、「そして光ありき」(89)、『群盗、第七章』(96)がいずれもヴェネチア国際映画祭審査員特別大賞を受賞し、『蝶採り』(92)は同映画祭PASINETTI 賞を受賞した。99 年、カンヌ国際映画祭に特別招待作品として出品された『素敵な歌と舟はゆく』は、ルイ・デリック賞、ヨーロッパ映画アカデミー選出による年間最優秀批評家連盟賞を受賞し、ロングラン・ヒットを記録。2002 年の『月曜日に乾杯!』はベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)と国際批評家連盟賞をダブル受賞し、世界の名匠としての地位をゆるぎないものにし、日本でもスマッシュヒットを記録した。その後も、失脚した大臣が人間らしい生活を取り戻す『ここに幸あり』(06)、初めて自身の実人生を重ねた半自伝映画『汽車はふたたび故郷へ』(10)と、円熟味を増しながらもより自由で独創性あふれるその作品づくりで、世界中の映画ファンを魅了し続けている。

ビジュアル

<FILMOGRAPHY> *劇映画のみ

1962年 『四月』  *2004年公開予定
 2000年 カンヌ国際映画祭 特別招待作品(復元版)

1966年 『落葉』
 1968年 カンヌ国際映画祭 国際批評家連盟賞
       第1回ジョルジュ・サドゥール賞

1970年 『歌うつぐみがおりました』
 1974年 カンヌ国際映画祭 監督週間 正式出品

1976年 『田園詩』
 1981年 ベルリン国際映画祭 国際批評家連盟賞

1984年 「月の寵児たち」
 1984年 ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞

1989年 「そして光ありき」
 1989年 ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞

1992年 『蝶採り』  1992年 ヴェネチア国際映画祭 PASINETTI(新聞記者協会)賞
 1993年 モスクワ国際映画祭 アンドレイ・タルコフスキー賞

1996年 『群盗、第7章』
 1996年 ヴェネチア国際映画祭 審査員特別大賞
       ダンケルク国際映画祭 男優賞

1999年 『素敵な歌と舟はゆく』
 1999年 カンヌ国際映画祭 特別招待作品
       ルイ・デリュック賞
       ヨーロッパ映画アカデミー
               最優秀批評家連盟賞

2002年 『月曜日に乾杯!』
 2002年 ベルリン国際映画祭 銀熊賞(監督賞)
                国際批評家連盟賞

2006年 『ここに幸あり』
 2006年 ローマ国際映画祭 コンペティション部門 正式出品

2010年 『汽車はふたたび故郷へ』
 2010年 カンヌ国際映画祭 特別招待作品

2015年 『 皆さま、ごきげんよう』
 2015年 ロカルノ国際映画祭 コンペティション部門 正式出品
 2015年 リスボン& エストリル映画祭 審査員特別賞
 2015年 ウラジオストック国際映画祭 クロージング作品