1960年神奈川県生まれ。大学卒業後、1982年からドキュメンタリーを中心としてNHK、民放各社の番組制作に携わる。2007年MIPDOCでTRAIBLAZER賞を受賞し、世界の8人のドキュメンタリストに選出される。2011年に文化庁芸術祭参加作品「終戦特番 青い目の少年兵」(NHKBSプレミアム)を演出。本作が劇映画デビュー作。
<主な番組>
「NHKスペシャル 忘れられた戦場」('96/NHK)ATP優秀賞
「地球の声特集シリーズ 15歳」('98/PerfecTV)ATP特別賞、郵政大臣審査委員会特別賞
「NHKスペシャル 家族の肖像」('98/NHK) ギャラクシー大賞
「ガイアの夜明け 特許戦争最前線」('02/TX)ギャラクシー賞奨励賞
「地球に好奇心 南米に響く黒人音楽」('04/NHK)ATP最優秀賞
「ハイビジョン特集 徹底分析・伝説のレーイングバイク」('05/NHK)NHK衛星放送局長賞
「BSドキュメンタリー 証言で綴る現代史〜ダッカ・ハイジャック事件」('06/NHK)ATP最優秀賞
「NHKスペシャル にっぽん・家族の肖像」('07/NHK)ATP優秀賞
「BS世界のドキュメンタリー 命の声〜コロンビア誘拐被害者へのラジオ放送」('09/NHK)総務大臣賞、ATP賞
20代の頃よりテレビの構成作家としてノンフィクションを中心に数多くの番組を手掛ける。
2000年、『独立少年合唱団』(緒方明監督)で原作・脚本を担当。2005年の田中裕子主演『いつか読書する日』(緒方明監督)では、芸術選奨文部大臣新人賞、日本シナリオ作家協会菊島隆三賞、ヨコハマ映画祭脚本賞を受賞。2010年には『スープオペラ』(瀧本智行監督)。テレビドラマでは「私立探偵濱マイク」('02)、久保田直監督が演出を手掛けた「終戦特番 青い目の少年兵」(’11)でも脚本を担当した。
東京芸術大学・大学院作曲研究室修了後、フランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立高等音楽院に在学中の1973年に即興ピアニストとしてデビュー。現代日本を代表する作曲家の一人として幅広く活躍している。「NHKスペシャル 映像の世紀」(’95~’96)にテーマ曲「パリは燃えているか」を提供した際には、視聴者から問い合わせが殺到した。映画音楽では『阿弥陀堂だより』('02/小泉堯史監督)で第26回日本アカデミー賞優秀音楽賞などを受賞。『博士の愛した数式』('06/小泉堯史監督)で第61回毎日映画コンクール音楽賞を受賞。ほかに、『大河の一滴』('01/神山征二郎監督)『最後の忠臣蔵』('10/杉田成道監督)『太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男‐』('11/平山秀幸監督)など。