• こんなラブストーリーはなかった! 2人の間のちょっとの《時差》(タイムラグ)から生まれる、かつてない《奇跡》に笑い、涙する
    郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い...。
    ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚める となぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!?
    秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくる、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイらしい。シャオチーは街中の写真店で、なぜか目が見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。
    人よりワンテンポ早い彼女の消えたバレンタインを巡る物語。...と、ワンテンポ遅い彼のもうひとつの物語。その秘密を紐解いていく先に、誰も見たことのない最高 の《奇跡》が待っている。そして訪れる至福のラストに、きっと誰もが笑い、涙する。
  • 失くした「1日」を探すなかで見つけたものー 自分らしく生きたいと願う、あなたに贈る物語
    失くした「1日」を探す旅に出るシャオチ―。私書箱の鍵、父と交わした最後の約束、幼少期のある思い出――慌ただしく生きてきた彼女がいつの間にか失くしてしまった「大切なもの」に気づいていく。
    『エターナル・サンシャイン』、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』など、これまで「時間」をテーマにした数々の名作ラブストーリーが生み出されてきた。『1秒先の彼女』がその系譜に連なりつつも一線を画すのは、オリジナリティあふれるアイデアと巧みなストーリー展開。そして、不器用でなんともユニークな登場人物たちの個性キャラクターが愛おしい。「普通」のテンポから少しはみ出してしまうことに悩む彼女らの姿は、他人ひととの違いにコンプレックスを抱える私たちの姿とも重なるだろう。これは、自分らしく生きたいと願う、あなたに贈る物語。たとえ孤独を感じていても、すぐには気づけなくても、ありのままのあなたを愛する人がきっといる。
  • 台湾アカデミー賞(金馬奨)最多5冠に輝くチェン・ユーシュン監督の原点回帰にして最高傑作がついに日本上陸!
    90年代台湾映画界において、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンらの台湾ニューシネマに続く、台湾新世代の〈異端児〉として出現したチェン・ユーシュン。独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)は若い世代から多くの共感を獲得。当時の日本でも熱狂的な人気を誇り、華々しいデビューを飾るが、その2作品を残してしばらく映画製作から離れてしまう。その後、CM業界に活躍の場を移していたが、16年ぶりに本格的に映画製作に復帰。長編復帰3作目となる『1秒先の彼女』は、20年前から温めていた脚本を基に撮りあげた。その「時間」と「愛」についての物語は、今この時代を生きる私たちの心にそっと寄り添ってくれる。
    チャーミングな人柄そのままにシャオチーを演じるのは、人気司会者であり俳優のリー・ペイユー。グアタイを演じるのは、いま台湾で大ブレイク中の実力派俳優リウ・グァンティン。愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさ溢れる眼差しで描いてきたチェン・ユーシュンの原点回帰にして、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝く渾身の最高傑作がついに日本上陸!
こんなラブストーリーはなかった! 2人の間のちょっとの《時差》(タイムラグ)から生まれる、かつてない《奇跡》に笑い、涙する
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い...。
ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚める となぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!?
秘密を握るのは、毎日郵便局にやってくる、常にワンテンポ遅いバス運転手のグアタイらしい。シャオチーは街中の写真店で、なぜか目が見開いている見覚えのない自分の写真を偶然見つけるが…。
人よりワンテンポ早い彼女の消えたバレンタインを巡る物語。...と、ワンテンポ遅い彼のもうひとつの物語。その秘密を紐解いていく先に、誰も見たことのない最高 の《奇跡》が待っている。そして訪れる至福のラストに、きっと誰もが笑い、涙する。
失くした「1日」を探すなかで見つけたものー 自分らしく生きたいと願う、あなたに贈る物語
失くした「1日」を探す旅に出るシャオチ―。私書箱の鍵、父と交わした最後の約束、幼少期のある思い出――慌ただしく生きてきた彼女がいつの間にか失くしてしまった「大切なもの」に気づいていく。
『エターナル・サンシャイン』、『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』など、これまで「時間」をテーマにした数々の名作ラブストーリーが生み出されてきた。『1秒先の彼女』がその系譜に連なりつつも一線を画すのは、オリジナリティあふれるアイデアと巧みなストーリー展開。そして、不器用でなんともユニークな登場人物たちの個性キャラクターが愛おしい。「普通」のテンポから少しはみ出してしまうことに悩む彼女らの姿は、他人ひととの違いにコンプレックスを抱える私たちの姿とも重なるだろう。これは、自分らしく生きたいと願う、あなたに贈る物語。たとえ孤独を感じていても、すぐには気づけなくても、ありのままのあなたを愛する人がきっといる。
台湾アカデミー賞(金馬奨)最多5冠に輝くチェン・ユーシュン監督の原点回帰にして最高傑作がついに日本上陸!
90年代台湾映画界において、ホウ・シャオシェン、エドワード・ヤンらの台湾ニューシネマに続く、台湾新世代の〈異端児〉として出現したチェン・ユーシュン。独特のタッチで瑞々しい青春模様を描いた『熱帯魚』(95)、『ラブ ゴーゴー』(97)は若い世代から多くの共感を獲得。当時の日本でも熱狂的な人気を誇り、華々しいデビューを飾るが、その2作品を残してしばらく映画製作から離れてしまう。その後、CM業界に活躍の場を移していたが、16年ぶりに本格的に映画製作に復帰。長編復帰3作目となる『1秒先の彼女』は、20年前から温めていた脚本を基に撮りあげた。その「時間」と「愛」についての物語は、今この時代を生きる私たちの心にそっと寄り添ってくれる。
チャーミングな人柄そのままにシャオチーを演じるのは、人気司会者であり俳優のリー・ペイユー。グアタイを演じるのは、いま台湾で大ブレイク中の実力派俳優リウ・グァンティン。愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさ溢れる眼差しで描いてきたチェン・ユーシュンの原点回帰にして、第57回台湾アカデミー賞(金馬奨)で最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝く渾身の最高傑作がついに日本上陸!
郵便局で働くシャオチーは、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。何をするにもワンテンポ早い彼女は、写真撮影では必ず目をつむってしまい、映画を観て笑うタイミングも人より早い。ある日、ハンサムなダンス講師とバレンタインにデートの約束をするも、目覚めるとなぜか翌日に。バレンタインが消えてしまった...!? 消えた1日の行方を探しはじめるシャオチー。見覚えのない自分の写真、「038」と書かれた私書箱の鍵、失踪した父親の思い出…謎は一層深まるばかり。どうやら、毎日郵便局にやってくる、人よりワンテンポ遅いバスの運転手・グアタイも手がかりを握っているらしい。そして、そんな彼にはある大きな「秘密」があったー。 失くした「1日」を探す旅でシャオチーが受け取った、思いがけない「大切なもの」とは…!?
台湾のバレンタインは夏にやってくる
台湾には年2回のバレンタインデーがあり、2月14日よりも、旧暦7月7日(2021年は8月14日)の「七夕情人節(チャイニーズバレンタインデー)」が重要なイベント。主に男性から女性にプレゼントを贈るのが台湾式。
ニセの郵便局に注意
シャオチーが働く郵便局を忠実に構築するために、外観、窓口、処理センター、休憩所などを制作。あまりにも本格的な外観だったため、撮影中に多くの人が本物の郵便局と間違えて、手紙や小包を投函しに来てしまったほど。偽の現金自動預け払い機には、一般の人が利用しないように注意書きを貼らなければならなかった。
壁虎ビーフーことヤモリ
夏になるとよく見かけるヤモリ。家にすみ、害虫を食べるので「家守ヤモリ」というのが名前の由来。台湾では、壁にすむ動物として考えられており「壁虎ビーフー」と呼ばれる。劇中に登場する「壁虎ビーフー」(の幻覚か、それとも...)いわく、「家の見回りが仕事で、人間が失くした物を拾って分類・管理している」のだそう。
次なるブーム必至!?台湾スイーツ「豆花トウファ
ここ数年、圧倒的な人気を見せている台湾グルメ。タピオカに続く人気台湾スイーツとして注目を集めているのが「豆花トウファ」。豆乳で作られた絹ごし豆腐のような食感のプリンで、甘さは控えめ。タピオカや白玉、フルーツなど様々なトッピングを楽しめるのも◎
『熱帯魚』の美しい海岸線がふたたび
消えた「1日」を探すシャオチーが、手がかりをもとに訪れたのは美しい海辺の町。その撮影が行われたのは、チェン・ユーシュン監督のデビュー作『熱帯魚』(95)の舞台となった嘉義県・東石村(実際に『熱帯魚』の撮影が行われたのは、近隣の台南市・大甲)なのだ。
© Taipei Golden Horse Film Festival Executive Committee
Chen Yu-hsun
監督:チェン・ユーシュン(陳玉勲)
1962年6月21日、台北出身。淡江大学教育資料科学系卒業後、TVディレクター時代のツァイ・ミンリャン(蔡明亮)監督のもとでスクリプターを担当した後、数々のTVドラマシリーズを手がける。ワン・トン(王童)の強力なバックアップを得て、95年に『熱帯魚』で長編映画デビュー。第48回ロカルノ国際映画祭青豹賞、国際批評家連盟賞、第32回金馬奨(台湾アカデミー賞)最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞を受賞し、台湾新世代の<異端児>として注目を集める。続く長編2作目『ラブ ゴーゴー』(97)は第34回金馬奨最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞を受賞。独特のタッチで瑞々しい青春模様を描き、若い世代から多くの共感を獲得。当時の日本でも熱狂的な人気を誇ったが、その2作品を残してしばらく映画製作から離れてしまう。作品のその輝きは今なお色褪せることなく、「台湾巨匠傑作選2020」ではデジタルリストア版が上映され、再評価を高めている。その後、しばらく広告業界に活躍の場を移し、数々のヒットCMやミュージックビデオを手がける。『祝宴!シェフ』(13)で16年ぶりに本格的に映画製作に復帰し、大ヒットとなる。続く、台湾中国合作映画「健忘村」(17)は、山村を舞台に描くダークファンタジー。そして、長編復帰3作目となる『1秒先の彼女』は、チェン・ユーシュン監督が20年前から温めていた脚本を基に撮りあげた。愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさ溢れる眼差しで描いてきた彼の原点回帰にして、第57回金馬奨最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝く、渾身の最高傑作となった。
FILMOGRAPHY
【短編作品】
1993年
「很高興認識妳」[日本未公開]
2010年
「もうひとりのジュリエット」(※三連作オムニバス映画『ジュリエット』の一篇) [日本劇場未公開]
第23回東京国際映画祭アジアの風 台湾電影ルネッサンス2010~美麗新世代にてワールドプレミア
2011年
「海馬洗頭」(※オムニバス映画「10+10」の一篇) [日本未公開]
【長編作品】
1995年
『熱帯魚』
第48回ロカルノ国際映画祭青豹賞、国際批評家連盟賞/第32回金馬奨最優秀脚本賞、最優秀助演女優賞/第17回モンペリエ地中海映画祭ゴールデンパンダ賞
1997年
『ラブ ゴーゴー』
第34回金馬奨最優秀助演男優賞、最優秀助演女優賞
2013年
『祝宴!シェフ』
第16回台北映画祭最優秀助演女優賞、最優秀美術賞/第13回ニューヨーク・アジア映画祭観客賞/第12回イタリア・アジア映画祭観客賞
2017年
「健忘村」[日本劇場未公開]
第21回富川国際ファンタスティック映画祭NETPAC賞(最優秀アジア映画賞)アジアフォーカス・福岡国際映画祭2017、第9回京都ヒストリカ国際映画祭にて上映
2020年
『1秒先の彼女』
第57回金馬奨作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞(同年最多受賞)
主演男優賞、主演女優賞、撮影賞、美術デザイン賞、オリジナル楽曲賞、音響効果賞ノミネート
第25回釡山国際映画祭オープンシネマ部門正式出品
Patty Lee
リー・ペイユー(李霈瑜) [中国語名]
パティ・リー[英語名]
1988年7月16日、台北出身。幼少期をニュージーランドで過ごし、大学時代はスウェーデンに留学。台湾の最難関私立大である輔仁カトリック大学織品服裝学部服飾デザイン学科を卒業し、19歳で広告モデルとしてキャリアをスタート。その後、イベントやTV番組の司会業に活躍の場を移し、その明るいキャラクターから幅広い層の支持を受ける。TV番組の代表作は「水下三十米(水中30メートル)」。世界各地を旅してダイビングにチャレンジし、その活躍によって第54回金鐘奨(台湾エミー賞)最優秀ライフスタイル番組司会者賞を受賞。同時に、俳優として多数の映画やTVドラマに出演。主な出演映画は、『一分間だけ』(14)、「海人魚」(17)など。『1秒先の彼女』(20)では、第57回金馬奨(台湾アカデミー賞)主演女優賞、第2回台湾映画評論家協会賞主演女優賞にノミネート。その年の新星を選出する、2020台北電影節「非常新人(Supernova)」に名を連ねる。また、挿入歌「Lost and Found」で歌声を披露し、金馬奨オリジナル楽曲賞にもノミネートされた。
LIU Kuan-Ting
リウ・グァンティン(劉冠廷)
1988年11月11日、屏東出身。台湾で最も長い歴史を持つ国立芸術大学である国立台湾芸術大学演劇学部を卒業。代替役[徴兵に代わり兵役に充当させるための制度]を終えた後、役者としての進路を見つけられなかった彼は、体育教師の採用試験を受ける。約3年間国立小学校・中学校に勤めるが、再び役者の道を志す。チェン・ユーシュン(陳玉勲)の手がけるCMにリウが出演した際に、「Q place演技教室」[ワン・シャオディ(王小棣)、ツァイ・ミンリャン(蔡明亮)、チェン・ユーシュンら有名監督による、新人俳優の発掘と育成を目的にした演技訓練プログラム]への登録を勧められる。当時、リウはすでに年齢制限を超えていたが、チェン・ユーシュンの強いプッシュを受け、規則が変更された。2015年にプログラムを修了後、TVドラマ『恋の始まり 夢の終わり』(16)に出演。ほかTVドラマ、映画、舞台に多数出演し、活躍の場を大きく広げる。そして、『お花畑から来た少年』(17)[Netflixで配信中]で、第53回金鐘奨(台湾エミー賞)最優秀助演男優賞を受賞。『ひとつの太陽』(19)[Netflixで配信中]で、第56回金馬奨(台湾アカデミー賞)最優秀助演男優賞を受賞。『1秒先の彼女』(20)では、第57回金馬奨主演男優賞、第2回台湾映画評論家協会賞主演男優賞にノミネートされた。ほか近年の主な出演作は『同級生マイナス』(20)[Netflixで配信中]、『無聲(むせい)』(20)など。台湾版「GQ OF THE YEAR 2020」で最優秀演技賞を受賞するなど、いま台湾で最も注目を集める実力派俳優。
Joanne Missingham
ヘイ・ジャアジャア(黒嘉嘉) [中国語名]
ジョアン・ミシンガム[英語名]
1994年5月26日、オーストラリア出身。台湾棋院所属の囲碁棋士・七段(2021年3月現在)、モデル。オーストラリア人の父と台湾人の母の間に生まれる。4歳の時に台北市に移り、6歳の時に囲碁を学び始める。2010年に入段し、2018年にはSENKO CUPワールド碁女流最強戦で準優勝。“美しすぎる囲碁棋士”として日本でも人気を博し、「囲碁フォーカス」(NHK Eテレ)では、ミニレッスン「黒嘉嘉のGOビギナーズ」の講師を務めている。ほか多数のCMやミュージックビデオなどにも出演。 『1秒先の彼女』(20)が待望のスクリーンデビュー作となる。
Duncan Chou
ダンカン・チョウ(周群達)
1978年9月19日、香港出身。プロのウィンドサーファーやモデルとして活躍していたが、「I Do」(01)で俳優としてのキャリアをスタート。台湾に移住した後、多数のTVドラマや映画に出演。『僕の恋、彼の秘密』(04)が大ヒットとなり、注目を集める。続けて『セブンソード』(05)、ビビアン・スーと共演した『靴に恋する人魚』(05)など、話題作に出演。その後、しばらくエンタメ業界を離れていたが、台湾のTVドラマ「花是愛〜What Is Love」(12)に出演し、再び注目を集める。その成熟した色気と演技で人気を博し、その後も台湾や香港のTVドラマ、映画、ミュージックビデオなど、多岐にわたって活躍している。
撮影:チョウ・イーシエン(周宜賢)
映画、広告、ミュージックビデオなどの幅広い分野で活躍。撮影を務めた主な作品は、18年に日本でもリメイクされた『あの頃、君を追いかけた』(11)や、『狼が羊に恋をするとき』(12)、『怪怪怪怪物!』(17)など。『返校 言葉が消えた日』 (2021年7月日本公開)で第56回金馬奨(台湾アカデミー賞)撮影賞にノミネート。続く、『1秒先の彼女』(20)でも第57回金馬奨同賞にノミネートされた。
編集:ライ・シュウション(頼秀雄)
映画の編集を手掛け、数々の賞を受賞している。『大仏+』(17)で第54回金馬奨(台湾アカデミー賞)編集賞にノミネート、第19回台北電影奨で最優秀編集賞を受賞。『ひとつの太陽』(19)[Netflixで配信中]と『返校 言葉が消えた日』(2021年7月日本公開)が第56回金馬奨最優秀編集賞にWノミネートされ、『ひとつの太陽』で受賞を果たす。また、第14回アジア・フィルム・アワードで編集賞にノミネートされた。続く『1秒先の彼女』(20)と『同級生マイナス(20)[Netflixで配信中]が第57回金馬奨最優秀編集賞にWノミネートされ、『1秒先の彼女』で受賞を果たす。2年連続Wノミネート&受賞となった。
視覚効果:グオ・シエンゾン(郭憲聡)
数々の映画の視覚効果を手掛けている。主な作品は『返校 言葉が消えた日』(2021年7月日本公開)など。本作で第56回金馬奨(台湾アカデミー賞)最優秀視覚効果賞を受賞。続く、『1秒先の彼女』(20)でも第57回金馬奨最優秀視覚効果賞を受賞し、2年連続受賞となった。
人生において、せっかちでも、あるいはのんびりしすぎでも、私たちは失敗するし、いろんなものをなくす。
でもだいじょうぶ、いつかきっと奇跡のように帳尻は合うんだ、と背中をたたいてくれるような映画でした。
角田光代
小説家
ポップなのにノスタルジーを喚起させる映像と、ユーモアと切なさを絶妙に溶け合わせたチェン監督の世界に気持ちよく身を委ねました。
世の中のペースと上手く折り合えない主人公たちへの眼差しの優しさと、ラストにそっと差し出されたメッセージに思わず落涙。
土井裕泰
映画監督『花束みたいな恋をした』
ポップで不思議な世界観にケラケラ笑って癒され救われた。
周りを羨んで焦ってしまうこともあるけれど私はきっと、私のままで大丈夫。
宇垣美里
フリーアナウンサー
またマイベスト映画を更新してしまいました。愛しい。
この映画の中に住みたい。緑豆の豆花トウファ食べたい。
川島小鳥
写真家
映画に流れる時間がずっとかわいい。
早く生きるのと遅く生きるならどっちの方がいいかななんて考えた。
今泉力哉
映画監督『愛がなんだ』『街の上で』
隅から隅まで可愛くて、かなりファンタジックで、ちょっぴりホラーでもあるかも。
不可思議な謎がすべて回収されていく爽快感!
ジェーン・スー
コラムニスト/ラジオパーソナリティ
人は人を許せなくて許せて。
ゆっくり戻って戻って戻って、半歩進めば良いんじゃないですかね。たぶん。
空気階段 水川かたまり
芸人
こんな映画、観たことない。
まぎれもなく、まったく新しい、物語の可能性に満ちたラブストーリー!
山内マリコ
作家


ピュアラブなのかちょっとホラーなのか。
でも二人のリズムが重なる瞬間に立ち会えたようで嬉しくなる映画でした。
ねむようこ
漫画家
何をするにも1テンポ遅れてしまう男は、目の前に何度奇跡が転がってきても決して焦らなかった。
届くかわからない手紙を出し続けながら、20年以上もかけて育んできた気持ちはダテじゃないのだ。
清田隆之
恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表
気付いたら引きこまれてる摩訶不思議な恋の物語。
何気なく過ごす日々の中で、知らないところで誰かを救ったり、支えられたり。
当たり前の毎日がより愛おしく感じました。
田中里奈
モデル
90年代に映画界から姿を消したチェン・ユーシュンが、失った時間を取り戻すかのように、真の復活を果たしたことが本当に嬉しい。
門間雄介
ライター/編集者
まさかの展開に振り回される楽しみと、時折ぶっ込まれる胸キュンに身もだえする喜び、どっちもあって最高でした!
トミヤマユキコ
ライター/少女漫画研究者
少し先を行くあの子と少し後に来る彼。
その間を通り抜ける時間と記憶たちが2つの視点から覗いてみるとたまらなく愛おしい。
小谷実由
モデル
あったかくて、優しくて、不器用だけどロマンチックで面白い。
運命の人に出会ったみたいな映画だ。何度も「好き」って言いたくなる。
SYO
映画ライター
クスッと笑えるシーンの連続なのに、いつかの小さな痛みを思い出す。
ありえない展開に巻き込まれていくうちに、まるで自分の物語のようだと思わされる。
自分のテンポが誰かと合うことは、こんなにも救われるのか。
ものすごい愛
エッセイスト
時差を活かした斬新でポップな描写に目を奪われるが、誰もが愛される価値があるという現代が忘れがちな真実を示す誠実さに、心が奪われた。
中井圭
映画解説者
みんなはどんどん先に進んで、自分は取り残されてる、と落ち込んでばかりの私に"すべては完璧なタイミングで起きる"と、この映画は教えてくれた。
DIZ
映画アクティビスト
「ワンテンポ早い彼女」と「ワンテンポ遅い彼」。
この圧倒的に不一致なキャラクターとそれぞれの物語がまさかこんな風に絡み合っていくなんて…!
驚きと感動に満ちた傑作!
岡田寛司
映画.com編集部
敬称略・順不同