※敬称略・順不同
- 男たちの恋する姿が最高にマヌケかわいくて、ソニに嫉妬。
でも、モテるのはほんとのところ、ソニみたいなタイプなんですよ!
-犬山紙子 イラストエッセイスト
- 恋愛映画の主人公なのに、
「一人になりたいの。男なんて必要ない」と言うソニ。
彼女は“自分が何者か知るための”恋なんてしない。
ただ、めちゃくちゃ思わせぶりだけど!
―山内マリコ 作家
『ソニはご機嫌ななめ』『ヘウォンの恋愛日記』2作に寄せて
海外評
- 辛辣でこっけい、遊び心に満ち、鋭い映画。
―――メトロ・US
- 厳格で、つつましい、人間を見つめる語り口。一見シンプルだが、同じテーマを追及しようとする欲望。
場面を転がすのに使う酒。こういった点で、ホン・サンスは小津に似ている。
―――シネマスコープ
- エリック・ロメールやウディ・アレンのように、ホン・サンスには余分なものが一切なく、まるでひと晩のうちにでき上がってしまったように自然だ。
―――ヴァラエティ
- それと気づかずに同じ女性を追い回す3人の男性の恋愛模様は、まるで古典的なコメディのような楽しさだ。
―――ヴァラエティ
- 『教授とわたし、そして映画』『3人のアンヌ』に続いてチョン・ユミは、「世の中もっと私の思い通りになってもいいんじゃない?」とでも言わんばかりのどことなく不機嫌そうな様子で、見事なコメディエンヌぶりを発揮!
―――ヴァラエティ
- どこかで聞いたような言葉や哲学的で高尚な言葉、古い流行歌、テイク・アウトのチキンと様々な不思議なできごと。感情が波立ち、ごくわずかなアクションから、ホン・サンスは、長く厄介な人生を浮き彫りにして見せるのだ。
―――ニューヨーカー
- 繊細な砂糖菓子のようで、さまざまな不安が渦巻く。『ソニはご機嫌ななめ』を見ている間、純粋な快楽を感じると同時に、相手を出し抜こうとしながら失敗に終わる男女の駆け引きを描く痛快な映画だ。
―――インディワイアー
- 失敗と礼儀を巡るこのゆったりしたコメディで、人々は運命と偶然の十字路でもつれ合う。
―――インディワイアー