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子供たちへの真摯な眼差し

クラーク博士(バート・ランカスター)が校長を務める州立の知的障害児施設に、音楽大学出身のジーン(ジュディ・ガーランド)が赴任してくる。彼女はそこで、ルービン少年(ブルース・リッチー)に出会う。ルービンは、極度に知能が劣っているわけではなく、クラスでは反抗的だが、ジーンにだけは好意を抱く。毎週水曜日は父兄の訪問日、いつも正装して一日中両親を待っているルービン。

愛の奇跡
愛の奇跡
ジーンは両親に会わせると、彼の態度も変わるのではないかとクラーク博士に提案する。しかし、障害を持つ子供にとって親の存在が時に悪影響を及ぼすと考える博士は、それを却下する。納得出来ないジーンは、ルービンの母ソフィ(ジーナ・ローランズ)に嘘の手紙を出し彼女を呼び出す。初めて母親と話したジーンは、彼女が考え抜いた結果の親心からルービンに会いに来ないことを知る。そしてルービンに一番大切なのは、大人たちの憐憫の優しさではなく、彼自身が彼にも何かができるという自信を持たせることだと悟る。
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