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2. 歌手活動もやめ、ユーロウとじゃれ合いながら、家事をして騒々しく気楽に暮らすウィン。そんな二人の側で作曲もままならないサム。ちょうどその頃ローズが出版した自伝を読んだウィンは、自分があまりにもサムの好みの女性と違うと思いこみ、似合わない格好をして逆にサムを困惑させる。仕事のスランプと、ウィンとの関係に日々自信を失っていくサムは「自分自身のスペースが欲しい、そうすればもっとウィンを愛せる、ローズが住んでいた階下に移りたい」とアンティに泣きつく。しかし、アンティは既に賃貸の契約を結んだ後で、逆にウィンを忙しくさせれば問題は解決すると戒められる。ウィンに次ぐ男性シンガーが発掘できずにいたこともあり、とりあえず一石二鳥となったのです。 |
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| 3. サムの提案を素直に受け入れ、ウィンはまたもや男として芸能界に復帰。マスコミが二人をゲイ･カップルとして取り沙汰すが、その性別にこだわらないスタイルがかつて男装の麗人として一世を風靡した女性シンガーのフォンを彷彿させるという「フォン現象」を巻き起こしているという“ゲイ”を逆手にとったプロモーションも成功し、CDも好調に売れる。そして、音楽賞シーズンの到来。長年香港を離れていたフォンが戻ってきたという噂を聞きつけ、彼女に特別賞が贈られたが、本人は現れない。ウィンは見事新人賞を獲得する。 |  |