1961年、台湾の嘉義(チアイー)に生まれる。中国文化大学の映画演劇科を卒業後、ツイ・ハークとイム・ホーの『棋王』、ホウ・シャオシェンの『悲情城市』(1989)などで助監督を務める。その後、台湾テレビと公営テレビでテレビドラマを監督し、国立劇場での舞台「這些人、那些人」の監督、脚本を手掛ける。長編デビュー劇映画は、1993年の"暗夜槍聲"。これはプロデューサーのジェイコブ・チョンに改竄されてしまったが、香港と広東の映画祭に招待された。第2作の「チュンと家族」(1995)は、自主製作により作られた。この作品はニューヨーク、MOMAのNew Directors & New Films映画祭をはじめ多くの映画祭に招待され、テサロニキで監督賞、プサン国際映画祭で審査員特別賞を獲得する。第3作目となる『最愛の夏』(1999)は彼自身の独立製作会社、チャン・ツォーチ・フィルム・スタジオで撮った最初の作品となり、1999年東京国際映画祭でグランプリのほか3部門を独占し、2000年シンガポール国際映画祭でグランプリとNETPAC/FIPRESCI賞、1999年台北金馬映画祭で最優秀オリジナル脚本賞、最優秀編集賞、観客賞、審査員特別賞を受賞し、カンヌ映画祭監督週間にも招待された。